(イグナルト視点)
「八つ当たりだと・・何を言ってるか分からないが。この人数をお前一人で勝てると思っているのか?」
「アリが何匹集まっても像には勝てないだろ。それと一緒だ。」
「・・お前がどれほどの手練れか知らないが。俺は炎色魔法の★2適性者だ!!お前なんて俺の炎で燃やしてやる。」
★2・・・なるほど。
ジジイ、が言ってた盗賊団の総まとめがコイツか・・・
見た目からして高い能力に溺れて、努力もしなかった奴なんだろうな。
こんな奴が俺の敵になるわけがない。
「・・・くらえ赤髪ぃ!!弾ける炎」
正面から相手の繰り出した魔法が飛んでくる・・
はぁ、予想通り。
なんて弱く遅いイグニスボムなんだろう。
この程度の魔法なら★4適性者が努力したらすぐに使いこなせるレベルだろう
とりあえず面倒だから避けるか。
難なく魔法を避ける。
その俺が避けた魔法は壁に接触、その衝撃でシャボン玉が破裂するように大爆発が生まれる。
爆発した所を見ると石の壁は爆風で吹き飛び、近くにあった窓は熱によりガラスが解けていた。
★2で石を溶かせないのか。
そんな俺の失望とは別に周りの盗賊達は「さすが兄貴!」「すげぇ、これが★2の実力」「一生付いて行きヤス」なぞと賞賛の声をかける。
「ふ、これで俺の実力が分かっただろ?これが本物の魔法だ!。・・・さっきはうまく避けた様だが次はそうはいかない、お前を倒した後はあのガキを再度誘拐してやる!」
「あぁ!?」
娘に危害を加える発言に完全にキレてしまう。
「あのガキは上玉だ!。可愛い上に白髪に碧眼・・・マニアになら5000万ギルで売れるだろうな。へへ!一生を遊んで暮らせる額だぜ。」
「・・・」
「そこでお前の存在は邪魔なんだよ。死ね!!弾ける炎」
再びイグニスボムを俺に向けて放つ、
さっきは避けたが今回は避けずなかった。
相手の攻撃は命中。爆発の業火に身を包まれる。
「へ・・やったか?」
男が勝利を確信した・・がしかしその希望は俺の無傷の姿を見て絶望に変わる。
「ば、バカな・・・なぜ、お前は無傷なんだ。」
「お前に答える義務はこっちには一切ない。」
俺がなぜ無傷なのか。
それは簡単な事だ。ただ爆発した瞬間に炎を操り爆風や熱が俺の体に当たらないようにした、それだけだ。
しかし、俺がアイツにその理由を話す事はしない。
「お前・・・ホントの魔法とか言ってたな?、」
手を前に掲げ魔力を込め、炎球を生成する。
この屋敷を包み込む程の大きな炎の球を・・
そして炎球を一気に凝縮させる。そう例えるならビー玉サイズぐらいだな。
「おい、今の魔法はなんだ!?こんな強力なの見たことがない。・・・待てよ、赤髪に人知を超えた炎色魔法。まさか!!!お前は伝説の兵士」
「元・・・だがな。」
盗賊が顔が恐怖と絶望で青く変色する。
昔、騎士団ミカエルに所属していた時に一人で300人規模の盗賊団アジトを制圧したらそんなダサいあだ名を付けられた。セアラさんの嫌がらせかで付けられたあだ名がまさか4年も続くなんてな。
「伝説の兵士だとしたら、お前の正体は・・・・炎色魔法★1」
「今までの会話で俺の正体には気が付いてないと思っていたが・・・やはりか。」
「相手が悪すぎる、いくら俺が★2だとしても★1には勝てない。」
「今更逃げれると思うなよ、お前らは全員骨を残さずに焼き尽くしてやる。」
「どうして俺がこんな目に・・・」
「そのセリフはお前が言っていいものじゃない。」
『どうして俺がこんな目に』そのセリフはシエルを傷つけたコイツが言って良いものではない。
「お前に少し俺の本気を見せてやる。・・出力25%弾ける炎」
先ほど凝縮した小さな炎球を相手に向け【ゆ~っくり】と放たれ的確に相手の方に向かう、その小ささからは想像ができない程の膨大な魔力を感じ取れるだろう。
相手はそれを避けようとする、館を包み込む程の炎塊があのビー玉サイズの玉に凝縮されている。
そんなものが破裂してしまえば。
相手の脳に浮かぶのは『死』の一文字だろう。
死を目前にした人間が取る行動は一つ。それは逃げる事
「あれが衝撃で爆発する前に逃げるぞ、、」
衝撃?・・バカか?普通のイグニスボムと一緒にするな。
普通のとは違い俺の放つイグニスボムは任意で爆発できるんだよ
「・・・着火」
目の前の死から逃げ惑う連中の上空で破裂音を超えた轟音と共に爆風が起こる。まるで火山の噴火にも思えるその爆発の威力は蹂躙の一言だ。
しかし、この規模の魔法を普通に放てば俺はもちろん後ろにいるシエルも危ない。
そのため、爆風が俺の方に向かいようにしたり、さらに相手が死なない様に火力も物凄く落とす様に調節をした。
まぁ、それでも大やけどは防げないが。
これだから俺は魔法を使うのはあまり好きじゃないんだ。
強力過ぎて、コントロールがめんどくさい。
爆発の後に残ったのは
魔法の威力で壁や天井が吹き飛ばされ青空が見える館。
そして爆風に巻き込まれ吹き飛ばされる者や熱で全身にやけどした者と様々な負傷者がいた。
盗賊達は全員重症を負ってしまい誰一人動ける者はいなかった。
煙が立ち込む館の中で俺は一人の男にかけよる
先程話していた、このアジトのリーダーだ。
「俺の娘を傷つけたて、このくらいで済んだ事を牢屋の中で感謝しとけよ。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
イグナルト・・・完全撃破成功。
「八つ当たりだと・・何を言ってるか分からないが。この人数をお前一人で勝てると思っているのか?」
「アリが何匹集まっても像には勝てないだろ。それと一緒だ。」
「・・お前がどれほどの手練れか知らないが。俺は炎色魔法の★2適性者だ!!お前なんて俺の炎で燃やしてやる。」
★2・・・なるほど。
ジジイ、が言ってた盗賊団の総まとめがコイツか・・・
見た目からして高い能力に溺れて、努力もしなかった奴なんだろうな。
こんな奴が俺の敵になるわけがない。
「・・・くらえ赤髪ぃ!!弾ける炎」
正面から相手の繰り出した魔法が飛んでくる・・
はぁ、予想通り。
なんて弱く遅いイグニスボムなんだろう。
この程度の魔法なら★4適性者が努力したらすぐに使いこなせるレベルだろう
とりあえず面倒だから避けるか。
難なく魔法を避ける。
その俺が避けた魔法は壁に接触、その衝撃でシャボン玉が破裂するように大爆発が生まれる。
爆発した所を見ると石の壁は爆風で吹き飛び、近くにあった窓は熱によりガラスが解けていた。
★2で石を溶かせないのか。
そんな俺の失望とは別に周りの盗賊達は「さすが兄貴!」「すげぇ、これが★2の実力」「一生付いて行きヤス」なぞと賞賛の声をかける。
「ふ、これで俺の実力が分かっただろ?これが本物の魔法だ!。・・・さっきはうまく避けた様だが次はそうはいかない、お前を倒した後はあのガキを再度誘拐してやる!」
「あぁ!?」
娘に危害を加える発言に完全にキレてしまう。
「あのガキは上玉だ!。可愛い上に白髪に碧眼・・・マニアになら5000万ギルで売れるだろうな。へへ!一生を遊んで暮らせる額だぜ。」
「・・・」
「そこでお前の存在は邪魔なんだよ。死ね!!弾ける炎」
再びイグニスボムを俺に向けて放つ、
さっきは避けたが今回は避けずなかった。
相手の攻撃は命中。爆発の業火に身を包まれる。
「へ・・やったか?」
男が勝利を確信した・・がしかしその希望は俺の無傷の姿を見て絶望に変わる。
「ば、バカな・・・なぜ、お前は無傷なんだ。」
「お前に答える義務はこっちには一切ない。」
俺がなぜ無傷なのか。
それは簡単な事だ。ただ爆発した瞬間に炎を操り爆風や熱が俺の体に当たらないようにした、それだけだ。
しかし、俺がアイツにその理由を話す事はしない。
「お前・・・ホントの魔法とか言ってたな?、」
手を前に掲げ魔力を込め、炎球を生成する。
この屋敷を包み込む程の大きな炎の球を・・
そして炎球を一気に凝縮させる。そう例えるならビー玉サイズぐらいだな。
「おい、今の魔法はなんだ!?こんな強力なの見たことがない。・・・待てよ、赤髪に人知を超えた炎色魔法。まさか!!!お前は伝説の兵士」
「元・・・だがな。」
盗賊が顔が恐怖と絶望で青く変色する。
昔、騎士団ミカエルに所属していた時に一人で300人規模の盗賊団アジトを制圧したらそんなダサいあだ名を付けられた。セアラさんの嫌がらせかで付けられたあだ名がまさか4年も続くなんてな。
「伝説の兵士だとしたら、お前の正体は・・・・炎色魔法★1」
「今までの会話で俺の正体には気が付いてないと思っていたが・・・やはりか。」
「相手が悪すぎる、いくら俺が★2だとしても★1には勝てない。」
「今更逃げれると思うなよ、お前らは全員骨を残さずに焼き尽くしてやる。」
「どうして俺がこんな目に・・・」
「そのセリフはお前が言っていいものじゃない。」
『どうして俺がこんな目に』そのセリフはシエルを傷つけたコイツが言って良いものではない。
「お前に少し俺の本気を見せてやる。・・出力25%弾ける炎」
先ほど凝縮した小さな炎球を相手に向け【ゆ~っくり】と放たれ的確に相手の方に向かう、その小ささからは想像ができない程の膨大な魔力を感じ取れるだろう。
相手はそれを避けようとする、館を包み込む程の炎塊があのビー玉サイズの玉に凝縮されている。
そんなものが破裂してしまえば。
相手の脳に浮かぶのは『死』の一文字だろう。
死を目前にした人間が取る行動は一つ。それは逃げる事
「あれが衝撃で爆発する前に逃げるぞ、、」
衝撃?・・バカか?普通のイグニスボムと一緒にするな。
普通のとは違い俺の放つイグニスボムは任意で爆発できるんだよ
「・・・着火」
目の前の死から逃げ惑う連中の上空で破裂音を超えた轟音と共に爆風が起こる。まるで火山の噴火にも思えるその爆発の威力は蹂躙の一言だ。
しかし、この規模の魔法を普通に放てば俺はもちろん後ろにいるシエルも危ない。
そのため、爆風が俺の方に向かいようにしたり、さらに相手が死なない様に火力も物凄く落とす様に調節をした。
まぁ、それでも大やけどは防げないが。
これだから俺は魔法を使うのはあまり好きじゃないんだ。
強力過ぎて、コントロールがめんどくさい。
爆発の後に残ったのは
魔法の威力で壁や天井が吹き飛ばされ青空が見える館。
そして爆風に巻き込まれ吹き飛ばされる者や熱で全身にやけどした者と様々な負傷者がいた。
盗賊達は全員重症を負ってしまい誰一人動ける者はいなかった。
煙が立ち込む館の中で俺は一人の男にかけよる
先程話していた、このアジトのリーダーだ。
「俺の娘を傷つけたて、このくらいで済んだ事を牢屋の中で感謝しとけよ。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
イグナルト・・・完全撃破成功。