ストーリー6
それから駿は愛のお見舞いに行けなくなってしまった。あの日を最後に駿は愛に会えなくなってしまった。季節は1月から2月になった。
駿は思い切って再び愛に会いに大学病院を訪れた。病棟の6階に上がって佐々木さんを訪ねた。
「佐々木さん! 愛は今どうなっているのですか?」
看護師の佐々木さんは頭を振りうつむき涙ぐんだ。
「ごめんね。駿くん。愛ちゃん。もってあと1ヶ月くらいだと思う」
「そんな、、」
駿は大粒の涙を流した。
「これを愛に渡してあげてください」
「指輪です。お願いします」
「一生懸命バイトして買いました」
「そう、、駿くんは優しいね」
「愛ちゃんに直接渡してあげて」
「はい」
駿は615号室に入ってチューブと機械に繋がれ眠り続ける愛の枕元に指輪を置いた。
「愛、、頑張ってね、、」
そう言うと涙をこらえて部屋を出た。
「ちゃんと渡せた?」
「渡せました」
「佐々木さん、ありがとうございます」
「また来ます」
「そう、、分かったわ」
「愛ちゃんもその方が嬉しいと思う」
「また、いつでもおいでね」
それから1ヶ月後、愛は帰らぬ人となった。
駿は佐々木さんに連絡をもらい、愛の家族の了承を得て特別に病室に入れてもらい意識のない愛にさよならをした。
病室の中で目を閉じたまま美しい顔で亡くなった愛の指には駿がプレゼントした指輪がはめられていた。
「愛ーーーさよならーーー!!」
駿は病室で号泣した。
それは愛の父と母も同じだった。
3月8日に愛は帰らぬ人となった。
それは駿と愛が出会ってわずか3ヶ月後のことだった。
「愛、ありがとう。さよなら、、」
「愛と約束したように例え愛が居なくなっても僕はこれから強く生きるよ」
亡くなった愛はどこか微笑んでいるようにも思えた。
愛の母親は涙を流しながら駿に手紙を渡した。
「駿くん、、これ愛からのお手紙。受け取ってくれる、、」
愛の母親が愛が書いた手紙を渡した。
「ありがとうございます」
「愛さんと出会えて僕は幸せでした」
「そう。愛もきっと、あなたに出会えて幸せだったと思う。こちらこそありがとう」
「元気でいてね、、」
それから駿は愛のお見舞いに行けなくなってしまった。あの日を最後に駿は愛に会えなくなってしまった。季節は1月から2月になった。
駿は思い切って再び愛に会いに大学病院を訪れた。病棟の6階に上がって佐々木さんを訪ねた。
「佐々木さん! 愛は今どうなっているのですか?」
看護師の佐々木さんは頭を振りうつむき涙ぐんだ。
「ごめんね。駿くん。愛ちゃん。もってあと1ヶ月くらいだと思う」
「そんな、、」
駿は大粒の涙を流した。
「これを愛に渡してあげてください」
「指輪です。お願いします」
「一生懸命バイトして買いました」
「そう、、駿くんは優しいね」
「愛ちゃんに直接渡してあげて」
「はい」
駿は615号室に入ってチューブと機械に繋がれ眠り続ける愛の枕元に指輪を置いた。
「愛、、頑張ってね、、」
そう言うと涙をこらえて部屋を出た。
「ちゃんと渡せた?」
「渡せました」
「佐々木さん、ありがとうございます」
「また来ます」
「そう、、分かったわ」
「愛ちゃんもその方が嬉しいと思う」
「また、いつでもおいでね」
それから1ヶ月後、愛は帰らぬ人となった。
駿は佐々木さんに連絡をもらい、愛の家族の了承を得て特別に病室に入れてもらい意識のない愛にさよならをした。
病室の中で目を閉じたまま美しい顔で亡くなった愛の指には駿がプレゼントした指輪がはめられていた。
「愛ーーーさよならーーー!!」
駿は病室で号泣した。
それは愛の父と母も同じだった。
3月8日に愛は帰らぬ人となった。
それは駿と愛が出会ってわずか3ヶ月後のことだった。
「愛、ありがとう。さよなら、、」
「愛と約束したように例え愛が居なくなっても僕はこれから強く生きるよ」
亡くなった愛はどこか微笑んでいるようにも思えた。
愛の母親は涙を流しながら駿に手紙を渡した。
「駿くん、、これ愛からのお手紙。受け取ってくれる、、」
愛の母親が愛が書いた手紙を渡した。
「ありがとうございます」
「愛さんと出会えて僕は幸せでした」
「そう。愛もきっと、あなたに出会えて幸せだったと思う。こちらこそありがとう」
「元気でいてね、、」