ストーリー5
駿が退院して5日が過ぎた。
新しい年が来て1月になっていた。この日駿は愛のお見舞いにやってきた。
6階のナースステーションに行くとちょうど佐々木さんがいた。
「駿くん! 愛ちゃんのお見舞いに来てくれたの?」「はい」
駿が佐々木さんと話していると後ろから大声が聞こえた。
「あーーー! 駿だーー!」
見ると愛が満面の笑みを浮かべてやってきた。
「約束どおり、来てくれたんだーーー!」
「もちろん! 約束しただろ」
「駿が来てくれたーー! 嬉しいな」
「駿ーーー! 甘いもの食べたいよー」
「シュークリーム買ってよ!」
佐々木さんを見ると仕方ないな〜という表情だった。
「良いよ。一緒に行こう!」
僕と愛は1階の売店に向かった。
「一つだけだよ」
「ねぇ、駿覚えてる? 駿が入院した時、私が病院の中案内してあげたの」
「もちろん覚えてるよ」
「今度は逆になっちゃったね」
「あった、シュークリーム!」
「駿はバナナジュース?」
「うん」
「やっぱり!」
「駿。病院の屋上に行こうか?」
「とっておきの場所」
「でも、空いてるの?」
「毎週、この時間だけ開放してあるんだ」
「そうなんだ。それなら良いよ」
屋上に着くと愛は美味しそうにシュークリームを頬張り駿もバナナジュースを飲んだ。
「私。あと何回、駿に会えるのかな、、」
「愛らしくないよ」
「何回だって何十回だって何百回だって会えるよ」
「駿、、。」
「どうしたの?」
「びっくりしないで聞いて欲しいんだけど、、私の余命。あと2ヶ月なんだ、、」
「何で? こんなに元気なのに余命なんて、信じないよ」
「お医者様がね。もう助かる見込みがないんだって、、」
「今から日に日に弱っていくみたいなんだ、、」
「駿。怖いよ、、」
「大丈夫! 僕がついてるから」
「あのね。死ぬ前に駿の温もり感じたいからハグしよう」
「良いよ」
駿は優しく愛にハグをした。
「駿、、怖い、、」
愛は駿に抱きついた。
駿も愛を強く抱きしめた。
「駿、、お願いがあるんだ。駿を感じれる何かが欲しいんだ」
駿と愛は2人で携帯で写真を撮って待ち受けにした。
「辛くなったらこの待ち受け見て元気だしてね!」
「うん。駿は優しいね!」
「駿。目をつぶって」
駿が目を閉じると愛は駿にキスをした。
「駿。好きだよ」
「僕も愛が好き」
「愛が退院するまでずっとずっと待ってる」
「怖くなったらいつでも電話して!」
「うん。駿ありがとう」
「また、来るね」
「あのね。駿。会うのは今日が最後だよ」
「これから弱っていく私を駿に見られたくないんだ、、」
「そんなの気にしないよ」
「ダメだよ。駿には元気だった頃の私を覚えておいて欲しいんだ」
「また、来るよ」
「愛が退院するまでずっとずっと来るよ」
駿も涙ぐんでいた。
それから、5日後、駿が愛のお見舞いに行くと面会謝絶になっていた。
愛の部屋を覗くと愛はたくさんのチューブに繋がれ、機械が繋がれていた。
「愛、、」
駿は涙をこらえて愛の部屋を後にした。
「愛、さよなら、、」
駿が退院して5日が過ぎた。
新しい年が来て1月になっていた。この日駿は愛のお見舞いにやってきた。
6階のナースステーションに行くとちょうど佐々木さんがいた。
「駿くん! 愛ちゃんのお見舞いに来てくれたの?」「はい」
駿が佐々木さんと話していると後ろから大声が聞こえた。
「あーーー! 駿だーー!」
見ると愛が満面の笑みを浮かべてやってきた。
「約束どおり、来てくれたんだーーー!」
「もちろん! 約束しただろ」
「駿が来てくれたーー! 嬉しいな」
「駿ーーー! 甘いもの食べたいよー」
「シュークリーム買ってよ!」
佐々木さんを見ると仕方ないな〜という表情だった。
「良いよ。一緒に行こう!」
僕と愛は1階の売店に向かった。
「一つだけだよ」
「ねぇ、駿覚えてる? 駿が入院した時、私が病院の中案内してあげたの」
「もちろん覚えてるよ」
「今度は逆になっちゃったね」
「あった、シュークリーム!」
「駿はバナナジュース?」
「うん」
「やっぱり!」
「駿。病院の屋上に行こうか?」
「とっておきの場所」
「でも、空いてるの?」
「毎週、この時間だけ開放してあるんだ」
「そうなんだ。それなら良いよ」
屋上に着くと愛は美味しそうにシュークリームを頬張り駿もバナナジュースを飲んだ。
「私。あと何回、駿に会えるのかな、、」
「愛らしくないよ」
「何回だって何十回だって何百回だって会えるよ」
「駿、、。」
「どうしたの?」
「びっくりしないで聞いて欲しいんだけど、、私の余命。あと2ヶ月なんだ、、」
「何で? こんなに元気なのに余命なんて、信じないよ」
「お医者様がね。もう助かる見込みがないんだって、、」
「今から日に日に弱っていくみたいなんだ、、」
「駿。怖いよ、、」
「大丈夫! 僕がついてるから」
「あのね。死ぬ前に駿の温もり感じたいからハグしよう」
「良いよ」
駿は優しく愛にハグをした。
「駿、、怖い、、」
愛は駿に抱きついた。
駿も愛を強く抱きしめた。
「駿、、お願いがあるんだ。駿を感じれる何かが欲しいんだ」
駿と愛は2人で携帯で写真を撮って待ち受けにした。
「辛くなったらこの待ち受け見て元気だしてね!」
「うん。駿は優しいね!」
「駿。目をつぶって」
駿が目を閉じると愛は駿にキスをした。
「駿。好きだよ」
「僕も愛が好き」
「愛が退院するまでずっとずっと待ってる」
「怖くなったらいつでも電話して!」
「うん。駿ありがとう」
「また、来るね」
「あのね。駿。会うのは今日が最後だよ」
「これから弱っていく私を駿に見られたくないんだ、、」
「そんなの気にしないよ」
「ダメだよ。駿には元気だった頃の私を覚えておいて欲しいんだ」
「また、来るよ」
「愛が退院するまでずっとずっと来るよ」
駿も涙ぐんでいた。
それから、5日後、駿が愛のお見舞いに行くと面会謝絶になっていた。
愛の部屋を覗くと愛はたくさんのチューブに繋がれ、機械が繋がれていた。
「愛、、」
駿は涙をこらえて愛の部屋を後にした。
「愛、さよなら、、」