ストーリー4
それから駿は手術を受けた。
数時間に及ぶ手術の末に駿の手術は無事に終わった。
駿が麻酔から目を覚ますと担当看護師の佐々木さんがいた。
「体調大丈夫? 悪くないかな?」
「大丈夫です」
「手術は無事終わったからもう心配しなくていいよ」
「良かった。ありがとうございます」
「僕、実は凄く怖かったんです」
「誰でも怖いよ!」
「よく頑張ったね!」
「あと、2週間弱で退院できるよ」
「本当ですか?」
「うん。本当よ」
「良かった、、」
「でも、、」
「どうしたの?」
「いや、何でもないです」
「愛ちゃんのこと?」
「はい」
「退院してもたまにはお見舞いに来てあげてね」
「駿くん。退院したらきっと凄く寂しいと思うから、、」
「もちろん。そのつもりです!」
「サッカー部に戻れるように残り2週間、リハビリ頑張ってね!」
「はい。佐々木さん。いろいろとありがとうございます」
「困ったことがあったらいつでも相談してね」
「はい。ありがとうございます」
次の日、駿は愛の病室を訪ねた。
また少し痩せた愛は駿に気づくと笑顔で手を振った。
「駿! 来てくれたんだー」
「うん」
「それより愛は体調大丈夫なの?」
「全然平気! いつもの事だから、、」
愛は今にも泣き出しそうな瞳で言った。
「もうすぐ退院だってね!」
「うん」
「良かったね!」
「だけど、、」
「私のことなら心配しなくていいよ」
「必ず良くなって駿に会いに行くから、、」
「それより今日何の日か覚えてる?」
「12月24日。クリスマスイブだよ」
「病気の彼女に何かプレゼントはないの?」
「ちょっと待ってて!」
駿はそう言うと一旦部屋を出ていった。
大急ぎで戻ってくると大きなビニール袋を持っていた。
「これ何?」
駿はニッコリ笑って「シュークリーム10個」と愛に言った。
「こんなに買ってどうするの?バカ!」
「あるだけ全部買ってきた」
「これくらいしか何もしてあげられないから、、」
「そっか。そっか。ありがとう」
「気持ちだけ受け取っとくよ、、」
「また、一緒に夕日見たいね、、」
「退院しても会いに来てね!」
「うん。毎日くるよ」
「毎日は良いから1週間に1回は来てね!」
「分かった。約束するよ」
それから毎日毎日、駿はリハビリ、愛は治療に専念した。あっという間に駿の退院日になった。
駿の病室に愛がやってきた。
「駿。いよいよ退院だね!」
「おめでとう!」
「照れくさいけどあんたに手紙書いたから。はい!」
「ありがとう」
「それとこれ売店のバナナジュース。餞別だよ。
「ありがとう。手紙とバナナジュースなんて愛らしいね!」
「また会おうね」
「うん。しょっちゅうお見舞いに来るから、、」
「駿。一つだけ約束して欲しいんだ」
「もし、私が居なくなっても力強く生きていって欲しいんだ。約束だよ」
「私が居なくなっても駿は駿らしく生きていって欲しい、、そして、たまに私のことを思い出して欲しいんだ、、」
「約束だよ、、」
「愛らしくないけど、、分かったよ、、約束するよ」
「それじゃ、、」
「駿。退院おめでとう!」
「愛、、またね」
それから駿は手術を受けた。
数時間に及ぶ手術の末に駿の手術は無事に終わった。
駿が麻酔から目を覚ますと担当看護師の佐々木さんがいた。
「体調大丈夫? 悪くないかな?」
「大丈夫です」
「手術は無事終わったからもう心配しなくていいよ」
「良かった。ありがとうございます」
「僕、実は凄く怖かったんです」
「誰でも怖いよ!」
「よく頑張ったね!」
「あと、2週間弱で退院できるよ」
「本当ですか?」
「うん。本当よ」
「良かった、、」
「でも、、」
「どうしたの?」
「いや、何でもないです」
「愛ちゃんのこと?」
「はい」
「退院してもたまにはお見舞いに来てあげてね」
「駿くん。退院したらきっと凄く寂しいと思うから、、」
「もちろん。そのつもりです!」
「サッカー部に戻れるように残り2週間、リハビリ頑張ってね!」
「はい。佐々木さん。いろいろとありがとうございます」
「困ったことがあったらいつでも相談してね」
「はい。ありがとうございます」
次の日、駿は愛の病室を訪ねた。
また少し痩せた愛は駿に気づくと笑顔で手を振った。
「駿! 来てくれたんだー」
「うん」
「それより愛は体調大丈夫なの?」
「全然平気! いつもの事だから、、」
愛は今にも泣き出しそうな瞳で言った。
「もうすぐ退院だってね!」
「うん」
「良かったね!」
「だけど、、」
「私のことなら心配しなくていいよ」
「必ず良くなって駿に会いに行くから、、」
「それより今日何の日か覚えてる?」
「12月24日。クリスマスイブだよ」
「病気の彼女に何かプレゼントはないの?」
「ちょっと待ってて!」
駿はそう言うと一旦部屋を出ていった。
大急ぎで戻ってくると大きなビニール袋を持っていた。
「これ何?」
駿はニッコリ笑って「シュークリーム10個」と愛に言った。
「こんなに買ってどうするの?バカ!」
「あるだけ全部買ってきた」
「これくらいしか何もしてあげられないから、、」
「そっか。そっか。ありがとう」
「気持ちだけ受け取っとくよ、、」
「また、一緒に夕日見たいね、、」
「退院しても会いに来てね!」
「うん。毎日くるよ」
「毎日は良いから1週間に1回は来てね!」
「分かった。約束するよ」
それから毎日毎日、駿はリハビリ、愛は治療に専念した。あっという間に駿の退院日になった。
駿の病室に愛がやってきた。
「駿。いよいよ退院だね!」
「おめでとう!」
「照れくさいけどあんたに手紙書いたから。はい!」
「ありがとう」
「それとこれ売店のバナナジュース。餞別だよ。
「ありがとう。手紙とバナナジュースなんて愛らしいね!」
「また会おうね」
「うん。しょっちゅうお見舞いに来るから、、」
「駿。一つだけ約束して欲しいんだ」
「もし、私が居なくなっても力強く生きていって欲しいんだ。約束だよ」
「私が居なくなっても駿は駿らしく生きていって欲しい、、そして、たまに私のことを思い出して欲しいんだ、、」
「約束だよ、、」
「愛らしくないけど、、分かったよ、、約束するよ」
「それじゃ、、」
「駿。退院おめでとう!」
「愛、、またね」