「先生はな、来年満星と縹は別のクラスにしようと思ってる」
「え……」
何でですかと言いそうなあたしを、孝橋先生は呆れたように見た。
「いくらいじめてこないとはいえ、距離を取るべきだろう。それに縹のヤツは…、いや。とにかくいじめではないと自分で思っていても、周囲からすれば度を超えたいたずらだってあるんだ。自分が辛いと思ったことは先生にすぐに言ってほしい」
「…わかりました」
周に対して何か言いかけていたけど、孝橋先生は最後まで話すことはなかった。
職員室を出ると、まだあたしが撮った写真が壁に飾られている。
「来年は…ふたりと離れる時間が増えちゃうんだ…」