連日。連日…って毎日ってことだろうか? 毎日塩尾瀬と顔を合わせるんだろうか?
「土日、はその、いままでみたいに部活動はなし?」
「別に俺は土日も浅咲に会いたいけど」
「へっ!?」
友達ってそういうものなんだろうか。疑問符を浮かべて混乱するあたしを置いて、塩尾瀬は表情を変えることなく言った。
「朝は暇だし、家にいてもやることないから」
「そ、そう! そうだよね、ハハ…」
ちょっと期待してしまった自分が恥ずかしい。真っ赤になった顔を押さえると、塩尾瀬がぐっと顔を近づけてきた。
「なに?」
「う、ううん、塩尾瀬と仲良くなれて嬉しいなって…」
「俺も嬉しい」
早朝から日差しを浴び続けているせいか、塩尾瀬は健康的に日焼けしてる。その頬がちょっと赤くなったのを見て、いつもより何倍もカッコよく見えた。
「とりあえずきょうから図書館行って勉強しようぜ」
「わ、わかった」