幾多ある作品の中から、
見つけて頂きありがとうございます。
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魔法と剣が当たり前の世界。
ー俺はここで生まれた。
「おい!ヒーラーがでしゃばってんじゃねぇ!」
「す、すみません!」
この世界は理不尽だ。
俺は昔から攻撃魔法が使えない。
人は産まれた時、なにかの才能を持って産まれてくる。
それは魔法や剣だけじゃない、他にも様々な才能がある。
そして才能がないものは凡人として一生を生きることになる。
「はぁ…俺も攻撃魔法を使えればなぁ」
俺は奇しくも魔法の才能があった。
当時、両親は凄く喜んだそうだ。
凡人として一生を過ごさないで済むからだ。
だが、俺が生まれ持った才能はヒーラーとしての才能だった。
それも回復魔法以外が一切使えない。
魔法といえば攻撃魔法はもちろん防御魔法、
支援魔法、そして回復魔法がある。
その中でも攻撃魔法や剣術に長けたものは、
特に冒険者として重宝される。
一番火力に繋がるからだ。
「はぁ…俺も剣術の才能があればなぁ」
この世界は魔物や魔獣といったものが存在する。
こいつらはどこから生まれたのかは一切の謎とされている。
この魔物や魔獣といった存在を倒すのを生業としているのが冒険者だ。冒険者は冒険者協会を通して冒険者になることができる。
しかし、その際に筆記試験と実技試験がある。
誰でも簡単になれる訳じゃないということだ。
俺は筆記試験が平均値以上、実技試験はギリギリ赤点回避だった。
何とかギリギリで冒険者になれたのが俺だ。
そして今日は冒険者になって初めてのクエスト。
ぶっちゃけヒーラーは1パーティに一人いれば十分。つまり…
「冒険者になって初めてのクエスト早々パーティーが集まらない…」
ヒーラー1人では魔物は倒せない。
「いきなり詰んだ…」
と冒険者ギルドの端で立ち尽くしていると誰かが声をかけてきた。
「よ!お前ヒーラーか?なら俺達んとこに来いよ。報酬は2割だ。ヒーラーなら妥当だろ?」
「い、いやぁでもそれは少なすぎるんじゃ-」
「あ?ヒーラーなんて俺たちがダメージ喰らわなければ居ても居なくても変わんねーだろ?2割保証してやってるだけでもありがたいと思え!!」
「す、すみません!…ではお願いします」
こうして冒険者になって初めてのクエストが始まった。
見つけて頂きありがとうございます。
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魔法と剣が当たり前の世界。
ー俺はここで生まれた。
「おい!ヒーラーがでしゃばってんじゃねぇ!」
「す、すみません!」
この世界は理不尽だ。
俺は昔から攻撃魔法が使えない。
人は産まれた時、なにかの才能を持って産まれてくる。
それは魔法や剣だけじゃない、他にも様々な才能がある。
そして才能がないものは凡人として一生を生きることになる。
「はぁ…俺も攻撃魔法を使えればなぁ」
俺は奇しくも魔法の才能があった。
当時、両親は凄く喜んだそうだ。
凡人として一生を過ごさないで済むからだ。
だが、俺が生まれ持った才能はヒーラーとしての才能だった。
それも回復魔法以外が一切使えない。
魔法といえば攻撃魔法はもちろん防御魔法、
支援魔法、そして回復魔法がある。
その中でも攻撃魔法や剣術に長けたものは、
特に冒険者として重宝される。
一番火力に繋がるからだ。
「はぁ…俺も剣術の才能があればなぁ」
この世界は魔物や魔獣といったものが存在する。
こいつらはどこから生まれたのかは一切の謎とされている。
この魔物や魔獣といった存在を倒すのを生業としているのが冒険者だ。冒険者は冒険者協会を通して冒険者になることができる。
しかし、その際に筆記試験と実技試験がある。
誰でも簡単になれる訳じゃないということだ。
俺は筆記試験が平均値以上、実技試験はギリギリ赤点回避だった。
何とかギリギリで冒険者になれたのが俺だ。
そして今日は冒険者になって初めてのクエスト。
ぶっちゃけヒーラーは1パーティに一人いれば十分。つまり…
「冒険者になって初めてのクエスト早々パーティーが集まらない…」
ヒーラー1人では魔物は倒せない。
「いきなり詰んだ…」
と冒険者ギルドの端で立ち尽くしていると誰かが声をかけてきた。
「よ!お前ヒーラーか?なら俺達んとこに来いよ。報酬は2割だ。ヒーラーなら妥当だろ?」
「い、いやぁでもそれは少なすぎるんじゃ-」
「あ?ヒーラーなんて俺たちがダメージ喰らわなければ居ても居なくても変わんねーだろ?2割保証してやってるだけでもありがたいと思え!!」
「す、すみません!…ではお願いします」
こうして冒険者になって初めてのクエストが始まった。