あの夏、全てが美しく輝いて見えていた。
 ありとあらゆるものがどんな宝石よりも美しく、鮮やかに。
 また、限りなく淡く、そして、どこまでも儚く…。

あの夏、私の隣にいた君は、私の、初めて恋した人でした。