二人で見上げた夕焼け空を、今でも思い出す。 燃えるようなオレンジは、わたしの心に火を灯すどころか寂しさを残すだけ。 もう、あの頃に戻ることはできないかもしれない。 またわたしの名前を呼んでほしい。 そう願ったって、もう叶うことはないかもしれない。 だけど、たとえほんの少しでも望みがあるのなら。 もし許されるのであれば。 わたしは、またキミの隣で一緒に笑い合いたい。 そんな夢を抱いてしまうの。 でも、それは夢のまた夢。