だが今回のレストラン街の中心はフードコートであると俺は睨んでいる。
というのも、エアーズロックへの転移扉での移動費は銅貨五十枚と格安にするつもりだからだ。
日本円にすれば五十円である。
各国や村からエアーズロックに訪れるには五十円で済むということだ。
サウナ島に立ち寄るよりも安い。
フードコートは天使と悪魔が前面に立って運営を行う運びとなっていた。
ここは現地の者達に任せたい。
今もジャンクフードを中心にサウナ島の厨房にて彼らは修業を行っている。
そしてフードコートでのブースは何にしようか?との会議が何度も行われていた。
その結果、実に多種多様なブースが造られる予定となった。
まずはハンバーガーショップだ。
これは確実に要る。
ジャンクフードの代表といえばこれだろう。
ここで販売されるフライドポテトは実に美味しい。
塩加減が絶妙だ。
そして皮付きのフライドポテトである。
アイリスさん曰く、皮つきの方が栄養価が高いらしい。
俺は皮無しでも良いと考えたがこの言葉に天使と悪魔が食いついた。
相当栄養価が欲しいらしい・・・最早充分足りているのではないだろうか?
もう食材には困ってないでしょうに。
習慣は抜けきれないのかな?
個人的にはチキンナゲットが好きだ。
チーズインナゲットは恐ろしく旨い。
まあ俺がレシピを作ったんだけどね。
チーズには拘りがあるからな。
特にクリームチーズをインしたチキンナゲットが格段に美味い。
自画自賛ですんません。
まあ長い話になりそうなのでこれぐらいにしておこう。
たぶんチーズバーガーかビックバーガーが売れ筋だろう。
食べ応えがあるからね。
バーガーはいくらでも手を入れられることが出来る。
フレーバーは無限大だ。
一先ずは定番でいいだろう。
拘るのはまだまだ先だ。
そしてうどん屋と蕎麦屋だ。
安定のラインナップであろう。
トッピングはある意味無限大だ。
海老天と、とり天が好まれる傾向にあるが個人的には山菜が好きだ。
でも伏兵的に山芋も好まれている。
時にトッピング決定戦が行われるのだが、だいたいが海老天かとり天が一位に成っている。
まあこれは好みだな。
好きな物をトッピングして欲しい。
トッピングは無限大だからね。
俺のお勧めは野菜のかき揚げに山菜だな。
ヘルシーな気分になる。
本当は違うと知っていはいるのだが・・・敢えて言うまい。
蕎麦は糖質が高い・・・言ってしまった・・・
更には定食屋となる。
これは外せない。
特にから揚げ定食は絶大な支持を得ている。
それはそうだろう。
から揚げを嫌いだなんて話は聞いたことが無い。
もしから揚げを嫌いだというのなら、何故なのかを俺は本気で教えて欲しいと思っている。
特にこの世界では俺のから揚げのレシピが蔓延している。
すまないが俺のから揚げは本物なんでね。
から揚げにはレモンをかける派とかけ無い派で意見が分かれるが正直どっちでもいい。
俺はそれよりもマヨネーズをかける派なのか、かけ無い派なのかの方が気になる。
俺はどっちでもいい派である。
あれば付けるし、無ければ無いでそれでいい。
無くても旨い!
それが最高のから揚げだろう。
違うかな?
から揚げには御飯が必要だろう。
御飯と共に食べる、これがから揚げに対する最大限の敬意だろう。
この定食屋はご飯のお替り無料となっているがドラゴンはお断りとしている。
あいつらは考えられないぐらい食うからね。
赤字になるのは眼に見えている。
お前達は外で食ってくれ。
特にゼノン!
ちゃんと俺は見ているからな。
実は俺はこっそりと『千里眼』と『地獄耳』をゼノンからパクっていた。
誰にもバラしてはいないけどね・・・
多分ゼノンも気づいていない筈だ。
フフフ・・・
見ているし、聞いているからな・・・
定食屋は特に丼系のラインナップに余念が無い。
かつ丼は間違いなく人気になるだろう。
後は海鮮丼、中華丼、麻婆丼、親子丼、牛丼、そして天津飯が売れ筋だろう。
実に丼物はせこい。
それは要は炭水化物に合う物を乗っければ良いということだからだ。
そしてここは異世界だ。
実に俺達がある意味流行せた丼があるのだ。
そう、ツナマヨ丼である。
今でもメタンは毎朝これを食しているとのことだった。
気持ちはよく分かる。
確かに旨い。
俺も好きだ。
だが・・・本当にそれでいいのか?
これは実は俺達の正体を知った一部の者達から、あのフードフェスにて提供された伝説のツナマヨ丼を復活して欲しいとの要望が絶えなかったからだ。
あの狐のグルメ記者さんが、サウナ島の事務所に押し掛けてきたという経緯もある。
であればここで復活させようと俺は考えたのだ。
売れるかどうかはよく分からない。
でも一定数の支持は受けるだろうと思う。
ツナマヨ丼はある意味島野商事の隠しレシピだったのだから。
因みにツナマヨおにぎりは普通に売られている・・・それもスーパー銭湯の大食堂にて・・・
何が違うと言うのだろうか?
ここはツッコんではいけない・・・大人の嗜みをしなくては・・・
イタリアンは絶対に要る。
ピザとパスタは無くてはならない。
要らない訳が無い、特にピザは島野商事の主軸商品とも言える。
マルゲリータかペパロニピザが売れるんだろうなと思う。
後は明太子パスタかな?
否、ナポリタンか?
此処は島野一家直伝のトマトソースが提供されることに成っている。
これは売れない筈がない。
絶大な信頼を俺はトマトソースに置いている。
俺のトマトソースは旨い!
これはすまないが譲れない。
自画自賛と言われてもいい、ここは胸を張って言える。
俺のトマトソースは旨いのだ!
真似できるのならやってみてくれ!
もっと言ってもいいのだが?
ごめんなさい・・・しつこいですよね・・・・
作製方法は明かしていない。
ここは一家相伝ですので。
知るのは俺とギルとエル、そしてメルルのみである。
次はステーキとハンバーグを提供するブースだ。
ここはリーズナブルにしたいところだ。
何故かって?
タンパク質は欲しいに決まっている。
特に天使と悪魔が熱望していた。
もう足りているでしょ?と言いたくはなったのだが止めておいた。
苦労が滲み出ておりますね。
多分チーズインハンバーグか、大根下ろしのハンバーグあたりが売れ筋では無いだろうか?
デミグラスソースのハンバーグも受けるだろうが、ここは好みが分かれるところだ。
本当はハンバーグにはいろいろと手を加えたいのだが、まずは無難にしたいと考えた。
ここは後日時間が出来た時にいろいろとやってみたい。
先ずはヘルシーに豆腐ハンバーグなんてどうだろうか?
女性受けすると思うのだが・・・
ステーキは恐らくボアかブル当たりが人気になるだろう。
食べ応えがあるからね。
個人的にはワイルドパンサーを味わってしまったのでそれを超えられる肉は無いと知ってしまっている。
ああ、またワイルドパンサーの肉を食べたいな・・・
探しに行こうかな?
食いたくなってきた。
また狩りの依頼が来ないかな?
意の一番に駆けつけて進ぜよう。
因みにステーキソースもオニオンソースと甘辛醤油、ガーリック等がある。
ここは好みが分かれるところだ。
俺は無難に藻塩と胡椒で食べたい。
シンプルに肉の味を味わいたいのでね。
そしてラーメン屋だ。
出来ればオズとガードナーのお店とは被りたくは無いのだが、ここは手を抜けない。
両者には既にこの件に関しては話してある。
負けませんよ!との心強いコメントを頂いている。
少し気を使って味噌ラーメン中心のラインナップにしてしまったのだが、ここは見逃して欲しい。
だってあいつらが困った顔をしているところは見たく無いからね。
ごめんね・・・身内びいきで・・・
でも野菜増し増しの味噌ラーメン、言うならばタンメンになってしまったのだがこれが売れない訳がない。
すまない・・・オズ・・・ガードナーよ・・・
こちらが流行るかもしれない・・・
それなりの自信作が出来上がってしまった。
俺はちゃんとお前達を応援するぞ!
勘弁してくれよな・・・
でもこちらに注目が集まってしまいそうだ・・・
俺のタンメンは旨い!
更にはカレーショップだ。
ここは複雑なカレーなんて扱わない。
トッピングが自由に選べるカレーショップだ。
同じカレーであってもカインさんのカレーショップとの棲み分けは出来ている。
これはスーパー銭湯の大食堂で提供されているカレーを使っている。
安定の島野商事の味なのだ。
後は好きにトッピングを楽しんで下さいといったお店だ。
これを外す訳にはいかないでしょう。
ある意味提供時間の最も早いお店になるのだろう。
そういった要素も必要だよね?
賛同して貰えたら嬉しいです。
俺はチキン煮込みチーズカレーが好きです。
そしてクレープ店だ。
これは無くてはならないだろう。
クレープは一定の修業を必要とする。
それに今では食事としてもクレープは提供されている。
野菜や果物だけでは無く、肉を挟んだクレープも提供されていた。
肉とは言っても、それはベーコンやウィンナーなどの加工肉が多い。
そして中にはツナマヨも使われていた。
これは朝食として食べてもいいと考えられた。
実際ツナマヨのクレープは大いにウケていた。
その気持ちは良く分かる。
クレープにレタスを挟んで、更にそこにツナマヨを加えたクレープは美味しかったのだ。
正に眼から鱗だった。
クレープの可能性に唸らされた出来事だった。
でも結局はスイーツとしてのクレープが売れるんだろうなと思う。
それは間違いないだろう。
個人的には生クリームをふんだんに使ったイチゴのクレープが良いと思っている。
間違っていたらごめんなさい。
もしかしたらチョコバナナ辺りも評判になるのかもしれない。
そして最後にオムライスのブースだ。
オムライスははっきり言って技術がいる。
というもの俺の伝授したオムライスはトロトロ卵のオムライスなのだ。
火加減とフライパンの扱いが重要だ。
修業に来た天使と悪魔は何度も失敗しては項垂れていた。
でもここはエリスの出番である。
失敗したオムライスを旨い旨いと連呼しながらバクバクと食べていた。
こいつが居ればフードロス問題は無いだろうと思う。
まあギルとゼノンもいるしね。
でなくともアイリスさんとアースラさんによって、食べ残しは良質な肥料になっているのだけれども・・・
そんな細かい話はいいだろう。
それぐらいこのサウナ島にはフードロスは無いということだ。
こんなラインナップがフードコートには並ぶことになっている。
さてどうなる事やら。
実に楽しみである。
建設工事は佳境を迎えていた。
実にたくさんのレストランが出来上がっている。
そして俺は待望のスーパー銭湯の別館を眺めている。
内容については後日自慢させて貰うとしよう。
一つ言えることは最高である!ということだ。
これ以上は敢えて控えさせて貰うとしよう。
ああ、自慢したい!
殆どの建物の建設が終わろうとしていた。
此処からは内装などの工事が始まる予定だ。
マリアさんは大変だ、そのほとんどの建物の内装と外装の仕上げを請け負っているからだ。
頭が下がる想いである。
一部ランドールさんが行う建物もあるのだが、
「まだまだランドールには任せてられないわ!」
珍しく真面目な顔付きで語っていた。
ここはこっそりと神力の込めてある神石を渡しておいた。
神力贈呈を行えばいいのだが・・・ねえ?
まあ察してください。
マリアさんはその権能を活かしてせっせと内外装を仕上げていく。
それにしても芸術の神のセンスは凄い。
到底この芸術力に俺は及ばない。
ポップなデザインだけでは無い、正に芸術と思われる作品が造られていく。
それに俺が評価する事では無いのかもしれないが、マリアさんは漫画を描き始めた所為か、格段に表現力が挙がっていた。
俺は思わずマリアさんに話し掛けていた。
「マリアさん、腕を上げましたね・・・」
「守ちゃん・・・ムフ!」
ムフ!はよく分からんがマリアさんは喜んでいた。
何故だかマリアさんは漫画の件でもそうだが俺の評価を気にする。
俺にそんな芸術を理解するセンスがあるとは思えないのだが?・・・
まあいいだろう。
それにしても凄い!このレストラン街を見て周るだけでも満足出来てしまう。
更に景観が素晴らしい!
思っていた通りだった。
エアーズロックからの景色は絶景だった。
サウナ島を一望できる。
俺は満足感に小躍りしそうな気分になっていた。
というのも、エアーズロックへの転移扉での移動費は銅貨五十枚と格安にするつもりだからだ。
日本円にすれば五十円である。
各国や村からエアーズロックに訪れるには五十円で済むということだ。
サウナ島に立ち寄るよりも安い。
フードコートは天使と悪魔が前面に立って運営を行う運びとなっていた。
ここは現地の者達に任せたい。
今もジャンクフードを中心にサウナ島の厨房にて彼らは修業を行っている。
そしてフードコートでのブースは何にしようか?との会議が何度も行われていた。
その結果、実に多種多様なブースが造られる予定となった。
まずはハンバーガーショップだ。
これは確実に要る。
ジャンクフードの代表といえばこれだろう。
ここで販売されるフライドポテトは実に美味しい。
塩加減が絶妙だ。
そして皮付きのフライドポテトである。
アイリスさん曰く、皮つきの方が栄養価が高いらしい。
俺は皮無しでも良いと考えたがこの言葉に天使と悪魔が食いついた。
相当栄養価が欲しいらしい・・・最早充分足りているのではないだろうか?
もう食材には困ってないでしょうに。
習慣は抜けきれないのかな?
個人的にはチキンナゲットが好きだ。
チーズインナゲットは恐ろしく旨い。
まあ俺がレシピを作ったんだけどね。
チーズには拘りがあるからな。
特にクリームチーズをインしたチキンナゲットが格段に美味い。
自画自賛ですんません。
まあ長い話になりそうなのでこれぐらいにしておこう。
たぶんチーズバーガーかビックバーガーが売れ筋だろう。
食べ応えがあるからね。
バーガーはいくらでも手を入れられることが出来る。
フレーバーは無限大だ。
一先ずは定番でいいだろう。
拘るのはまだまだ先だ。
そしてうどん屋と蕎麦屋だ。
安定のラインナップであろう。
トッピングはある意味無限大だ。
海老天と、とり天が好まれる傾向にあるが個人的には山菜が好きだ。
でも伏兵的に山芋も好まれている。
時にトッピング決定戦が行われるのだが、だいたいが海老天かとり天が一位に成っている。
まあこれは好みだな。
好きな物をトッピングして欲しい。
トッピングは無限大だからね。
俺のお勧めは野菜のかき揚げに山菜だな。
ヘルシーな気分になる。
本当は違うと知っていはいるのだが・・・敢えて言うまい。
蕎麦は糖質が高い・・・言ってしまった・・・
更には定食屋となる。
これは外せない。
特にから揚げ定食は絶大な支持を得ている。
それはそうだろう。
から揚げを嫌いだなんて話は聞いたことが無い。
もしから揚げを嫌いだというのなら、何故なのかを俺は本気で教えて欲しいと思っている。
特にこの世界では俺のから揚げのレシピが蔓延している。
すまないが俺のから揚げは本物なんでね。
から揚げにはレモンをかける派とかけ無い派で意見が分かれるが正直どっちでもいい。
俺はそれよりもマヨネーズをかける派なのか、かけ無い派なのかの方が気になる。
俺はどっちでもいい派である。
あれば付けるし、無ければ無いでそれでいい。
無くても旨い!
それが最高のから揚げだろう。
違うかな?
から揚げには御飯が必要だろう。
御飯と共に食べる、これがから揚げに対する最大限の敬意だろう。
この定食屋はご飯のお替り無料となっているがドラゴンはお断りとしている。
あいつらは考えられないぐらい食うからね。
赤字になるのは眼に見えている。
お前達は外で食ってくれ。
特にゼノン!
ちゃんと俺は見ているからな。
実は俺はこっそりと『千里眼』と『地獄耳』をゼノンからパクっていた。
誰にもバラしてはいないけどね・・・
多分ゼノンも気づいていない筈だ。
フフフ・・・
見ているし、聞いているからな・・・
定食屋は特に丼系のラインナップに余念が無い。
かつ丼は間違いなく人気になるだろう。
後は海鮮丼、中華丼、麻婆丼、親子丼、牛丼、そして天津飯が売れ筋だろう。
実に丼物はせこい。
それは要は炭水化物に合う物を乗っければ良いということだからだ。
そしてここは異世界だ。
実に俺達がある意味流行せた丼があるのだ。
そう、ツナマヨ丼である。
今でもメタンは毎朝これを食しているとのことだった。
気持ちはよく分かる。
確かに旨い。
俺も好きだ。
だが・・・本当にそれでいいのか?
これは実は俺達の正体を知った一部の者達から、あのフードフェスにて提供された伝説のツナマヨ丼を復活して欲しいとの要望が絶えなかったからだ。
あの狐のグルメ記者さんが、サウナ島の事務所に押し掛けてきたという経緯もある。
であればここで復活させようと俺は考えたのだ。
売れるかどうかはよく分からない。
でも一定数の支持は受けるだろうと思う。
ツナマヨ丼はある意味島野商事の隠しレシピだったのだから。
因みにツナマヨおにぎりは普通に売られている・・・それもスーパー銭湯の大食堂にて・・・
何が違うと言うのだろうか?
ここはツッコんではいけない・・・大人の嗜みをしなくては・・・
イタリアンは絶対に要る。
ピザとパスタは無くてはならない。
要らない訳が無い、特にピザは島野商事の主軸商品とも言える。
マルゲリータかペパロニピザが売れるんだろうなと思う。
後は明太子パスタかな?
否、ナポリタンか?
此処は島野一家直伝のトマトソースが提供されることに成っている。
これは売れない筈がない。
絶大な信頼を俺はトマトソースに置いている。
俺のトマトソースは旨い!
これはすまないが譲れない。
自画自賛と言われてもいい、ここは胸を張って言える。
俺のトマトソースは旨いのだ!
真似できるのならやってみてくれ!
もっと言ってもいいのだが?
ごめんなさい・・・しつこいですよね・・・・
作製方法は明かしていない。
ここは一家相伝ですので。
知るのは俺とギルとエル、そしてメルルのみである。
次はステーキとハンバーグを提供するブースだ。
ここはリーズナブルにしたいところだ。
何故かって?
タンパク質は欲しいに決まっている。
特に天使と悪魔が熱望していた。
もう足りているでしょ?と言いたくはなったのだが止めておいた。
苦労が滲み出ておりますね。
多分チーズインハンバーグか、大根下ろしのハンバーグあたりが売れ筋では無いだろうか?
デミグラスソースのハンバーグも受けるだろうが、ここは好みが分かれるところだ。
本当はハンバーグにはいろいろと手を加えたいのだが、まずは無難にしたいと考えた。
ここは後日時間が出来た時にいろいろとやってみたい。
先ずはヘルシーに豆腐ハンバーグなんてどうだろうか?
女性受けすると思うのだが・・・
ステーキは恐らくボアかブル当たりが人気になるだろう。
食べ応えがあるからね。
個人的にはワイルドパンサーを味わってしまったのでそれを超えられる肉は無いと知ってしまっている。
ああ、またワイルドパンサーの肉を食べたいな・・・
探しに行こうかな?
食いたくなってきた。
また狩りの依頼が来ないかな?
意の一番に駆けつけて進ぜよう。
因みにステーキソースもオニオンソースと甘辛醤油、ガーリック等がある。
ここは好みが分かれるところだ。
俺は無難に藻塩と胡椒で食べたい。
シンプルに肉の味を味わいたいのでね。
そしてラーメン屋だ。
出来ればオズとガードナーのお店とは被りたくは無いのだが、ここは手を抜けない。
両者には既にこの件に関しては話してある。
負けませんよ!との心強いコメントを頂いている。
少し気を使って味噌ラーメン中心のラインナップにしてしまったのだが、ここは見逃して欲しい。
だってあいつらが困った顔をしているところは見たく無いからね。
ごめんね・・・身内びいきで・・・
でも野菜増し増しの味噌ラーメン、言うならばタンメンになってしまったのだがこれが売れない訳がない。
すまない・・・オズ・・・ガードナーよ・・・
こちらが流行るかもしれない・・・
それなりの自信作が出来上がってしまった。
俺はちゃんとお前達を応援するぞ!
勘弁してくれよな・・・
でもこちらに注目が集まってしまいそうだ・・・
俺のタンメンは旨い!
更にはカレーショップだ。
ここは複雑なカレーなんて扱わない。
トッピングが自由に選べるカレーショップだ。
同じカレーであってもカインさんのカレーショップとの棲み分けは出来ている。
これはスーパー銭湯の大食堂で提供されているカレーを使っている。
安定の島野商事の味なのだ。
後は好きにトッピングを楽しんで下さいといったお店だ。
これを外す訳にはいかないでしょう。
ある意味提供時間の最も早いお店になるのだろう。
そういった要素も必要だよね?
賛同して貰えたら嬉しいです。
俺はチキン煮込みチーズカレーが好きです。
そしてクレープ店だ。
これは無くてはならないだろう。
クレープは一定の修業を必要とする。
それに今では食事としてもクレープは提供されている。
野菜や果物だけでは無く、肉を挟んだクレープも提供されていた。
肉とは言っても、それはベーコンやウィンナーなどの加工肉が多い。
そして中にはツナマヨも使われていた。
これは朝食として食べてもいいと考えられた。
実際ツナマヨのクレープは大いにウケていた。
その気持ちは良く分かる。
クレープにレタスを挟んで、更にそこにツナマヨを加えたクレープは美味しかったのだ。
正に眼から鱗だった。
クレープの可能性に唸らされた出来事だった。
でも結局はスイーツとしてのクレープが売れるんだろうなと思う。
それは間違いないだろう。
個人的には生クリームをふんだんに使ったイチゴのクレープが良いと思っている。
間違っていたらごめんなさい。
もしかしたらチョコバナナ辺りも評判になるのかもしれない。
そして最後にオムライスのブースだ。
オムライスははっきり言って技術がいる。
というもの俺の伝授したオムライスはトロトロ卵のオムライスなのだ。
火加減とフライパンの扱いが重要だ。
修業に来た天使と悪魔は何度も失敗しては項垂れていた。
でもここはエリスの出番である。
失敗したオムライスを旨い旨いと連呼しながらバクバクと食べていた。
こいつが居ればフードロス問題は無いだろうと思う。
まあギルとゼノンもいるしね。
でなくともアイリスさんとアースラさんによって、食べ残しは良質な肥料になっているのだけれども・・・
そんな細かい話はいいだろう。
それぐらいこのサウナ島にはフードロスは無いということだ。
こんなラインナップがフードコートには並ぶことになっている。
さてどうなる事やら。
実に楽しみである。
建設工事は佳境を迎えていた。
実にたくさんのレストランが出来上がっている。
そして俺は待望のスーパー銭湯の別館を眺めている。
内容については後日自慢させて貰うとしよう。
一つ言えることは最高である!ということだ。
これ以上は敢えて控えさせて貰うとしよう。
ああ、自慢したい!
殆どの建物の建設が終わろうとしていた。
此処からは内装などの工事が始まる予定だ。
マリアさんは大変だ、そのほとんどの建物の内装と外装の仕上げを請け負っているからだ。
頭が下がる想いである。
一部ランドールさんが行う建物もあるのだが、
「まだまだランドールには任せてられないわ!」
珍しく真面目な顔付きで語っていた。
ここはこっそりと神力の込めてある神石を渡しておいた。
神力贈呈を行えばいいのだが・・・ねえ?
まあ察してください。
マリアさんはその権能を活かしてせっせと内外装を仕上げていく。
それにしても芸術の神のセンスは凄い。
到底この芸術力に俺は及ばない。
ポップなデザインだけでは無い、正に芸術と思われる作品が造られていく。
それに俺が評価する事では無いのかもしれないが、マリアさんは漫画を描き始めた所為か、格段に表現力が挙がっていた。
俺は思わずマリアさんに話し掛けていた。
「マリアさん、腕を上げましたね・・・」
「守ちゃん・・・ムフ!」
ムフ!はよく分からんがマリアさんは喜んでいた。
何故だかマリアさんは漫画の件でもそうだが俺の評価を気にする。
俺にそんな芸術を理解するセンスがあるとは思えないのだが?・・・
まあいいだろう。
それにしても凄い!このレストラン街を見て周るだけでも満足出来てしまう。
更に景観が素晴らしい!
思っていた通りだった。
エアーズロックからの景色は絶景だった。
サウナ島を一望できる。
俺は満足感に小躍りしそうな気分になっていた。