今日、例のことを聞く。30分も早く到着してしまった。自分の店を貸し切りにして、二人だけのスペース。いつもより店が広く感じた。
誉 「花帆さん。また会えて嬉しいです!今日は何か大事な話でもあるんですか?」
花帆「うん。先日ね。倉嶋亜美さんが訪ねてきたの。」
誉 「また、ですか。別れ話ですよね。」
花帆「いや。別れるつもりはない。」
誉 「え?」
花帆「とりあえずこれは事実?」
亜美に貰った写真を差し出す。
誉 「そうです。僕は、女でした。中学時代に心は男だと気づいて……それで……。」
花帆「辛いなら話さなくていい。いつか教えて欲しい。それより聞きたいのは、亜美さんの事。亜美さんは、誉さんに幸せを奪われたと言ったの。」
誉 「そんな。」
誉の顔は、真っ青だ。
花帆「ゆっくりでいい。何なら話さなくてもいい。けどね。けど私、誉さんの事知りたい。」
誉 「話すよ。」
それは、辛い辛い過去だった。
誉 「花帆さん。また会えて嬉しいです!今日は何か大事な話でもあるんですか?」
花帆「うん。先日ね。倉嶋亜美さんが訪ねてきたの。」
誉 「また、ですか。別れ話ですよね。」
花帆「いや。別れるつもりはない。」
誉 「え?」
花帆「とりあえずこれは事実?」
亜美に貰った写真を差し出す。
誉 「そうです。僕は、女でした。中学時代に心は男だと気づいて……それで……。」
花帆「辛いなら話さなくていい。いつか教えて欲しい。それより聞きたいのは、亜美さんの事。亜美さんは、誉さんに幸せを奪われたと言ったの。」
誉 「そんな。」
誉の顔は、真っ青だ。
花帆「ゆっくりでいい。何なら話さなくてもいい。けどね。けど私、誉さんの事知りたい。」
誉 「話すよ。」
それは、辛い辛い過去だった。