翠雨は、ボロボロにながら千晴の家に行った。家を飛び出した時間は、夜遅くだったので、千晴の家に着いたのは零時を回った頃だった。千晴は、かなり残業が多いのですぐに翠雨を迎え入れた。千晴は、すぐに翠雨の両親に連絡し翠雨をしばらく預かる事になった。両親は養子にしてくれて構わないという事だ。翠雨と両親の関係性を見てもそれが一番良いが、一番は翠雨の気持ちだ。翠雨は、混乱しているのでその事を話すのはしばらく後でいいだろう。翠雨が、如月家にいればどんなに良いことか。