七星「千斗星ぇ〜。告白したら振られちゃったよぉ〜」
千斗星「また告白したの?今年で何人目?そんなに告白してるから、信憑性ないのかもよ。」
七星「そうなんだけどぉ〜。気づいたら告白してたんだもん。」
千斗星「その語尾を延ばすのも辞めたら?」
七星「千斗星ったら七星様に厳しいんだからぁ~。長年の癖が治るわけないよぉ〜」
千斗星「長年って(笑)。まだ私達16年しか生きてないでしょ。七星の惚れっぽさと切り替えの早さわけて欲しいわ。」
七星「流石の千斗星も恋した事ぐらいあるでしょうよ。」
千斗星「それが…。」
七星「何よ。勿体振ってないで教えなさいよ。」
千斗星「いないの。一人も。好きっていう感情が分からないの。」
七星「五年の付き合いなのに、隠してたの?今までずっと。信じられない。」
千斗星「ごめん。私、何処か欠落してるから。隠してた。」
七星「欠落してるって言った?千斗星は人一倍、真剣に今まで頑張って来たでしょう。優等生で、おまけに性格もいいときた。何処が欠落してるの?」
千斗星「恋愛感情が欠落してるのよ。」
七星「まだ言うか。それ以上、欠落してるって言うなら私を倒しなさい。」 
千斗星「ごめん。もう言わない。」
七星「よし。自分を傷つける事を言わない、良い?」
千斗星「はい。七星、ありがとう。」