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子供のころから、
私に元気や楽しさをくれた匠海くん。



それは、高校生なった今でも変わらないけど。



でも、そんな匠海くんも、
ここ、最近は帰り道いつも、元気がない.........っ。



「匠海くん!」

「........................、」

「匠海くん!!」

「........................、」

「匠海くんってば!!!!!」

「............あぁ、ごめん。なに?」



なんだか、心ここに在らずって感じで。



私が話しかけても、
3回目ぐらいでやっと気づいてくれる始末。



「.........あ、いや、その、」

「なに、茉白」



やっぱり、そうだ........................