紙のクラゲは夜空で踊る

青春・恋愛

春階響羽/著
紙のクラゲは夜空で踊る
作品番号
1718851
最終更新
2024/02/27
総文字数
11,644
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
13
ランクイン履歴

総合15位(2024/03/05)

青春・恋愛7位(2024/03/05)

ランクイン履歴

総合15位(2024/03/05)

青春・恋愛7位(2024/03/05)

「あのね。実は私、もう余命わずかなんだ」
クラゲの水槽を眺めながら、海月はそう言った。

打つ手なしと宣告され、最期の夏を過ごすために帰ってきた彼女。
残された時間を海月と過ごす、かけがえのない夏休み。

「……例大祭の日、私の演舞見に来てね。それから一緒に紙くらげを見ようね。約束!」

そして祭りの夜、夜空は数多の光に彩られる――。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

残された時間を、思い出の地で、大切な人と過ごす。
海月の幸福感がとても伝わってきました。
後悔しないために、何においても素直で、ストレートに伝えてくれる。
それが千洋にも伝染して、2人の関係が一気に進展していくところは、微笑ましさと切なさが混ざりあったような感覚でした。
そして命の儚さ、独りになってしまった悲しみがひしひしと伝わってきて、涙腺を刺激されました。
それでも自分の足を前に踏み出す千洋はきっと、夢を叶えられるだろうと思いました。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/03/16 10:18

この作品のひとこと感想

すべての感想数:22

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