ここはカンロギの町の宿屋。そしてハルリアが泊まる部屋だ。
あれからハルリアとカールディグスとティオルは別の倉庫に捕虜三人を運んだあと話し合う。
その話し合いの結果、交代で捕虜三人を見張ることに決めた。
その後ティオルは上層部に連絡をするため宿屋に戻る。
そのため、ここに残り見張りをする者を決めることになった。
見張りはカールディグスがやると言い揉めずに決まる。
ここをカールディグスに任せてハルリアは宿屋に向かった。
宿屋に向かったハルリアは先に来ていたティオルから泊まる部屋を聞くとそこに向かう。
そうティオルは先に来てハルリアとカールディグスが泊まる二部屋を予約していたのである。
そして現在、ハルリアは部屋で寛いでいた。
(とりあえずは一段落か……だが、まだこれからだ。オレの生死は分かっていない……恐らく表立ってはこないだろう。
それでも、なんらかの方法を使って攻めてくるはず。今回のことを機に向こうは動く……徹底的にオレの生死を探りにくるだろう。
それにしても……なんでそこまでオレを警戒する? 確かに英雄って云われているが……それは飽くまで肩書にすぎない。
強者ならマールエメスにもいるはずだ……何を考えている? そんなにオレが怖いのか……意味不明だ)……いや、自分がそこまで強いと思っていないだけだと思いますよ。
そう思いながらベッドに、ゴロンっと寝転がる。
★☆★☆★☆
ここはティオルが泊まる部屋。
ティオルは軍の上層部宛に便箋へ書き込み連絡をしたあと承諾と指示をもらった。
その後、宿を出て町の兵士詰所に向かい上層部から送られてきた書簡をみせる。それと、この町で起きたことを嘘を交え伝えた。そして伝えたあと宿屋に戻る。
現在ティオルは、テーブルに置かれているティーカップへハーブ香るお茶を容器から注いでいた。
その後、お茶の入る容器をテーブルに置くと椅子に座る。
ティオルはティーカップを持ち口に含んだ。
(フゥー……恐らく今しか、ゆっくりできませんね。それにしても……考えるだけで、ゾッとします。私はこの国の兵士で良かった……今回の件で改めて、そう思えましたよ)
そう考えティーカップをテーブルに置いた。
因みに、このティーカップとお茶を入れる容器と茶葉は自前である。
「やはり、このお茶が私には合いますね」
そう言いティオルは微笑んだ。
★☆★☆★☆
「……まだまだだよな。これじゃ……追いつくことなんかできない」
そう言いカールディグスは壁に寄りかかりながら、そう呟いている。
ここは倉庫内だ。そして現在カールディグスは、三人の捕虜を監視していた。
(追いつくか……まあ、そこまでは無理か。でも足を引っ張らない程度には強くならないとな……そうでないと、なんのために英雄ハルリオンのそばにいるか分からない。
……だけど、なんで隊長は僕が副隊長になる前から色々と気にかけてくれてたんだ? 今改めて考えてみたけど……子弟関係でもないし)
そう思考を巡らせるが余計に悩んでしまい混乱する。
そしてその後もカールディグスは三人を監視しながら色々と考えていたのだった。
あれからハルリアとカールディグスとティオルは別の倉庫に捕虜三人を運んだあと話し合う。
その話し合いの結果、交代で捕虜三人を見張ることに決めた。
その後ティオルは上層部に連絡をするため宿屋に戻る。
そのため、ここに残り見張りをする者を決めることになった。
見張りはカールディグスがやると言い揉めずに決まる。
ここをカールディグスに任せてハルリアは宿屋に向かった。
宿屋に向かったハルリアは先に来ていたティオルから泊まる部屋を聞くとそこに向かう。
そうティオルは先に来てハルリアとカールディグスが泊まる二部屋を予約していたのである。
そして現在、ハルリアは部屋で寛いでいた。
(とりあえずは一段落か……だが、まだこれからだ。オレの生死は分かっていない……恐らく表立ってはこないだろう。
それでも、なんらかの方法を使って攻めてくるはず。今回のことを機に向こうは動く……徹底的にオレの生死を探りにくるだろう。
それにしても……なんでそこまでオレを警戒する? 確かに英雄って云われているが……それは飽くまで肩書にすぎない。
強者ならマールエメスにもいるはずだ……何を考えている? そんなにオレが怖いのか……意味不明だ)……いや、自分がそこまで強いと思っていないだけだと思いますよ。
そう思いながらベッドに、ゴロンっと寝転がる。
★☆★☆★☆
ここはティオルが泊まる部屋。
ティオルは軍の上層部宛に便箋へ書き込み連絡をしたあと承諾と指示をもらった。
その後、宿を出て町の兵士詰所に向かい上層部から送られてきた書簡をみせる。それと、この町で起きたことを嘘を交え伝えた。そして伝えたあと宿屋に戻る。
現在ティオルは、テーブルに置かれているティーカップへハーブ香るお茶を容器から注いでいた。
その後、お茶の入る容器をテーブルに置くと椅子に座る。
ティオルはティーカップを持ち口に含んだ。
(フゥー……恐らく今しか、ゆっくりできませんね。それにしても……考えるだけで、ゾッとします。私はこの国の兵士で良かった……今回の件で改めて、そう思えましたよ)
そう考えティーカップをテーブルに置いた。
因みに、このティーカップとお茶を入れる容器と茶葉は自前である。
「やはり、このお茶が私には合いますね」
そう言いティオルは微笑んだ。
★☆★☆★☆
「……まだまだだよな。これじゃ……追いつくことなんかできない」
そう言いカールディグスは壁に寄りかかりながら、そう呟いている。
ここは倉庫内だ。そして現在カールディグスは、三人の捕虜を監視していた。
(追いつくか……まあ、そこまでは無理か。でも足を引っ張らない程度には強くならないとな……そうでないと、なんのために英雄ハルリオンのそばにいるか分からない。
……だけど、なんで隊長は僕が副隊長になる前から色々と気にかけてくれてたんだ? 今改めて考えてみたけど……子弟関係でもないし)
そう思考を巡らせるが余計に悩んでしまい混乱する。
そしてその後もカールディグスは三人を監視しながら色々と考えていたのだった。