ここは宿屋と倉庫街の間の街路。
そこにはティオルが居て敵と戦いながら、タールベを抱えているカールディグスを追いかけていた。
片やカールディグスはタールベを抱えながら片手で剣を振り敵と戦っている。……かなり、つらそうだ。
するとティオルの目の前に魔法陣が展開され便箋が現れた。それを咄嗟にとる。
「……こんな時に」
そう言いティオルは敵の攻撃を避けながら便箋の内容を読んだ。
「無理です……」
仕方なくティオルは送られてきた便箋に敵の血で書き込みハルリア宛てに送った。
その後、ティオルは再び敵を攻撃していく。
★☆★☆★☆
ここは倉庫街の路地裏。
ハルリアは目の前に現れた便箋を読んでいる。
(なるほど……無理と書かれている。それも血文字だ……察しろってことか。仕方ない、この女を監視しているか。アッチは大丈夫だろう……恐らくな)
そう思いハルリアは通路の先をみつめた。
そうこうしていると何やら剣が交わる音と叫び声が聞こえてくる。
「…………」……(まさか、コッチにくるつもりか? わざとじゃねぇよな)
そう思い路地裏の先を睨みつけた。
★☆★☆★☆
ここは倉庫が立ち並ぶ街路。
ひたすら敵から逃げタールベを抱えながらカールディグスは敵を斬っていくが、かなりつらくなってくる。
(クソッ……二人じゃ、いや……コイツを抱えて戦うのは無理だ。でも、どうしたら……)
そう思いカールディグスは悩んでいた。
「カールっ、路地裏に向かってください! そこにハルリアがいます!!」
そうティオルが叫び、それを聞いたカールディグスは頷き路地裏へと駆けだす。
そのあとを敵が追いかける。
それをみたティオルは敵を追いかけながら斬っていった。
★☆★☆★☆
「コッチにくる……まあ、いいか」
そう言いハルリアは立ち上がり剣の柄へ手を添える。そして、その後コッチに向かってくるカールディグスを見据えた。
(思っていたよりも向こうの方が上手だったみたいだ。こうも早く、こんなに援軍がくるとはな)
そう思いハルリアは、いつでも剣が抜けるように身構える。
「カールっ! コッチだ、早く来いっ!!」
その声に気づきカールディグスは猛スピードで駆けだした。
カールディグスが近くまで来たのを確認したハルリアは剣の柄に手を添えたまま駆けだす。そしてカールディグスを追う数名の敵を素早く斬っていった。
その速さは常人じゃ到底みえない動きだ。
「ハルリア嬢っ、すみませんでした!」
「今は、いい。それよりも、奥に一人眠っている。お前は見張っていろっ!」
「そうですね……分かりました」
そう言いカールディグスは、あとのことをハルリアに任せ奥へと向かった。
それを確認するとハルリアは向かいくる敵を獣のような鋭い眼光で睨みつける。
ハルリアへと向かいくる敵は一瞬たじろいだ。
そうハルリアから放たれている威圧感……いや、それだけではない。
この可愛い少女のどこに牙を剥き出しにした獣のようなオーラが隠れているのかと思ったからだ。
「覚悟は、できてるかしら?」
そう言いハルリアは一歩踏み込み眼前の敵へ向かい駆けだした。
そこにはティオルが居て敵と戦いながら、タールベを抱えているカールディグスを追いかけていた。
片やカールディグスはタールベを抱えながら片手で剣を振り敵と戦っている。……かなり、つらそうだ。
するとティオルの目の前に魔法陣が展開され便箋が現れた。それを咄嗟にとる。
「……こんな時に」
そう言いティオルは敵の攻撃を避けながら便箋の内容を読んだ。
「無理です……」
仕方なくティオルは送られてきた便箋に敵の血で書き込みハルリア宛てに送った。
その後、ティオルは再び敵を攻撃していく。
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ここは倉庫街の路地裏。
ハルリアは目の前に現れた便箋を読んでいる。
(なるほど……無理と書かれている。それも血文字だ……察しろってことか。仕方ない、この女を監視しているか。アッチは大丈夫だろう……恐らくな)
そう思いハルリアは通路の先をみつめた。
そうこうしていると何やら剣が交わる音と叫び声が聞こえてくる。
「…………」……(まさか、コッチにくるつもりか? わざとじゃねぇよな)
そう思い路地裏の先を睨みつけた。
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ここは倉庫が立ち並ぶ街路。
ひたすら敵から逃げタールベを抱えながらカールディグスは敵を斬っていくが、かなりつらくなってくる。
(クソッ……二人じゃ、いや……コイツを抱えて戦うのは無理だ。でも、どうしたら……)
そう思いカールディグスは悩んでいた。
「カールっ、路地裏に向かってください! そこにハルリアがいます!!」
そうティオルが叫び、それを聞いたカールディグスは頷き路地裏へと駆けだす。
そのあとを敵が追いかける。
それをみたティオルは敵を追いかけながら斬っていった。
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「コッチにくる……まあ、いいか」
そう言いハルリアは立ち上がり剣の柄へ手を添える。そして、その後コッチに向かってくるカールディグスを見据えた。
(思っていたよりも向こうの方が上手だったみたいだ。こうも早く、こんなに援軍がくるとはな)
そう思いハルリアは、いつでも剣が抜けるように身構える。
「カールっ! コッチだ、早く来いっ!!」
その声に気づきカールディグスは猛スピードで駆けだした。
カールディグスが近くまで来たのを確認したハルリアは剣の柄に手を添えたまま駆けだす。そしてカールディグスを追う数名の敵を素早く斬っていった。
その速さは常人じゃ到底みえない動きだ。
「ハルリア嬢っ、すみませんでした!」
「今は、いい。それよりも、奥に一人眠っている。お前は見張っていろっ!」
「そうですね……分かりました」
そう言いカールディグスは、あとのことをハルリアに任せ奥へと向かった。
それを確認するとハルリアは向かいくる敵を獣のような鋭い眼光で睨みつける。
ハルリアへと向かいくる敵は一瞬たじろいだ。
そうハルリアから放たれている威圧感……いや、それだけではない。
この可愛い少女のどこに牙を剥き出しにした獣のようなオーラが隠れているのかと思ったからだ。
「覚悟は、できてるかしら?」
そう言いハルリアは一歩踏み込み眼前の敵へ向かい駆けだした。