俺は、葉豆連、十八。数か月前に、スイクラムという女神に召喚された。
だけど、普通すぎるルックスと特殊能力がハズレだったらしい。そのため、元の世界に帰してくれるはずだった。
だが……なぜか、あの女神が管理する世界スイラジュンムに転移させられたのだ。
そのため帰る方法を探しながら旅を続けてる。
俺には、どんな強い敵の攻撃でも回避することができる能力があるらしい。それも何もしなくてもだ。
ただ、ステータス画面のどこにも書いてないのに、なぜ攻撃が当たらないのかは分からず皆無だ。
だがあの女神が、元の世界に帰すと言い、この世界に飛ばしたことだけは納得いってない。
だから、帰る方法を探しながらあの女神に復讐できないかといつも考えている。まぁ、まだ策は思いつかないけどな。
「ねぇ、レン。何をそんなに難しい顔してるの?」
木に寄りかかり空を見上げてる俺を覗きみるこの女は、ファーサシャ・リバルド。耳長の獣人族らしい。
髪は紺色でツインテール。左がハートで右が星の模様の大きめのリボンをしている。
ルックスもよく、俺好みの巨乳。
……ゴホン、えっと、それはいいとして……性格もかなりいい。
「ファーサシャか。ちょっと考え事をしてただけだ」
「そっかぁ。それよりもこれからどうするの?」
「そうだな。とにかく、さっきミズキサシの街で聞いた冒険者ギルドがある、この先のマルゴスイルに行こうかと思ってる」
そう言うと俺は、遥か遠くに視線を向ける。
そう、異世界といえば冒険者ギルド。定番と言えば定番だが、当然ここはギルドに入って依頼をこなしレベルを上げる。
そうすれば多分、攻撃スキルを覚えられるはずだ。
__だがこの時、連は知らなかった。自分の本来の能力の意味を……。
その後、俺はファーサシャとともに、このタスムシルク大陸の遥か南へと歩き始めた。
だが、やはりすんなりこの場を進めるわけもなく目の前に魔物が立ちはだかる。
俺は何もせず、ただ立っているだけだ。だが魔物は、攻撃するも当てることすらできない。
別に俺は、なんのスキルも使ってないにもかかわらずにな。
次々と攻撃を受けるが、やはり俺には当たる気配がない。
ちなみファーサシャは、剣を振るい戦っている。
今までもそう思ってたが……。なんで攻撃スキルがないんだ? それにステータス画面に書かれてる特殊能力のハズレって、いったいなんだよっ!
そう思っているとファーサシャが全て魔物を倒し終えていた。相変わらず凄く強い。
「レン。相変わらず凄いね。あんだけ攻撃されてたのに無傷って。もしかして、それが特殊能力のハズレだったりしてねぇ」
「ハハハ、まさかそれは、いくらなんでも流石にないだろう」
そう言われ一瞬、そうだったらいいのにと。だが、まさかそんな能力あり得ないと思った。
その後、その辺に転がっている魔物の死骸からアイテムなどを取り出す。
そう次の冒険者ギルドに持っていって課金するためだ。これもさっきの街で聞いた。
アイテムを取り終えると、再びこの場を離れ次の街マルゴスイルへと向かい歩き始める。
その後俺とファーサシャは、マルゴスイルに着き無事にランク試験をクリアして冒険者登録をすることができた。
それも軽とはいえSランクだ。
そしてその後も、俺とファーサシャは冒険者としてこの世界を旅し続ける。__★完★
だけど、普通すぎるルックスと特殊能力がハズレだったらしい。そのため、元の世界に帰してくれるはずだった。
だが……なぜか、あの女神が管理する世界スイラジュンムに転移させられたのだ。
そのため帰る方法を探しながら旅を続けてる。
俺には、どんな強い敵の攻撃でも回避することができる能力があるらしい。それも何もしなくてもだ。
ただ、ステータス画面のどこにも書いてないのに、なぜ攻撃が当たらないのかは分からず皆無だ。
だがあの女神が、元の世界に帰すと言い、この世界に飛ばしたことだけは納得いってない。
だから、帰る方法を探しながらあの女神に復讐できないかといつも考えている。まぁ、まだ策は思いつかないけどな。
「ねぇ、レン。何をそんなに難しい顔してるの?」
木に寄りかかり空を見上げてる俺を覗きみるこの女は、ファーサシャ・リバルド。耳長の獣人族らしい。
髪は紺色でツインテール。左がハートで右が星の模様の大きめのリボンをしている。
ルックスもよく、俺好みの巨乳。
……ゴホン、えっと、それはいいとして……性格もかなりいい。
「ファーサシャか。ちょっと考え事をしてただけだ」
「そっかぁ。それよりもこれからどうするの?」
「そうだな。とにかく、さっきミズキサシの街で聞いた冒険者ギルドがある、この先のマルゴスイルに行こうかと思ってる」
そう言うと俺は、遥か遠くに視線を向ける。
そう、異世界といえば冒険者ギルド。定番と言えば定番だが、当然ここはギルドに入って依頼をこなしレベルを上げる。
そうすれば多分、攻撃スキルを覚えられるはずだ。
__だがこの時、連は知らなかった。自分の本来の能力の意味を……。
その後、俺はファーサシャとともに、このタスムシルク大陸の遥か南へと歩き始めた。
だが、やはりすんなりこの場を進めるわけもなく目の前に魔物が立ちはだかる。
俺は何もせず、ただ立っているだけだ。だが魔物は、攻撃するも当てることすらできない。
別に俺は、なんのスキルも使ってないにもかかわらずにな。
次々と攻撃を受けるが、やはり俺には当たる気配がない。
ちなみファーサシャは、剣を振るい戦っている。
今までもそう思ってたが……。なんで攻撃スキルがないんだ? それにステータス画面に書かれてる特殊能力のハズレって、いったいなんだよっ!
そう思っているとファーサシャが全て魔物を倒し終えていた。相変わらず凄く強い。
「レン。相変わらず凄いね。あんだけ攻撃されてたのに無傷って。もしかして、それが特殊能力のハズレだったりしてねぇ」
「ハハハ、まさかそれは、いくらなんでも流石にないだろう」
そう言われ一瞬、そうだったらいいのにと。だが、まさかそんな能力あり得ないと思った。
その後、その辺に転がっている魔物の死骸からアイテムなどを取り出す。
そう次の冒険者ギルドに持っていって課金するためだ。これもさっきの街で聞いた。
アイテムを取り終えると、再びこの場を離れ次の街マルゴスイルへと向かい歩き始める。
その後俺とファーサシャは、マルゴスイルに着き無事にランク試験をクリアして冒険者登録をすることができた。
それも軽とはいえSランクだ。
そしてその後も、俺とファーサシャは冒険者としてこの世界を旅し続ける。__★完★