「じゃあ、君の好きなものは?時間でも本でもなんでも」
「好きなものかぁ、うーん本…とか?あっ!この天使のお話とか好きだよ!天使と呼ばれる女の子が皆を幸せにする話。ハッピーエンドは絶対に保証できる。」
「なるほどね、じゃあ、好きな色は?」
「虹色!」
「それは、ずるくない?」
「えーダメって言ってないじゃん。虹色も色だもん!一杯色あった方がお得だよ」
「成る程ね、君は欲張りな女の子だねぇ」
「欲張りじゃないもん」
ぷくーっと頬を膨らませた彼女、ふわりと笑う彼女、話している時ころころ変わる表情を見ていると心が温かくなっているのがじぶんでも分かった。
楽しい。
「じゃあ、次はねぇ…」
「そろそろ私の番ね、まず、私の名前は晴!風見晴。君じゃなくて是非名前で呼んで!」
「名前は…いいや。君は君だよ」
きっとすぐに呼べなくなるのに…ポツリと呟く
「ん?なんか言った?うーん…まぁ、いいや呼びたくなったら呼んでね」
「うん」
気まずい空気から少し目を背けると時計は10時少し前を指していた。
「あ、そろそろ消灯時間だ。今日はおしまいでもいい?」
「そっか…また来てもいい?」
「もちろん!」
「やったぁ!じゃあまたね!」
「またね」
彼女の部屋を出て家に帰る。彼女との会話は心地が良かった。あるか分からない心がポカポカとするような暖かな気持ちになった。
帰りたくない。
そう思った。
「好きなものかぁ、うーん本…とか?あっ!この天使のお話とか好きだよ!天使と呼ばれる女の子が皆を幸せにする話。ハッピーエンドは絶対に保証できる。」
「なるほどね、じゃあ、好きな色は?」
「虹色!」
「それは、ずるくない?」
「えーダメって言ってないじゃん。虹色も色だもん!一杯色あった方がお得だよ」
「成る程ね、君は欲張りな女の子だねぇ」
「欲張りじゃないもん」
ぷくーっと頬を膨らませた彼女、ふわりと笑う彼女、話している時ころころ変わる表情を見ていると心が温かくなっているのがじぶんでも分かった。
楽しい。
「じゃあ、次はねぇ…」
「そろそろ私の番ね、まず、私の名前は晴!風見晴。君じゃなくて是非名前で呼んで!」
「名前は…いいや。君は君だよ」
きっとすぐに呼べなくなるのに…ポツリと呟く
「ん?なんか言った?うーん…まぁ、いいや呼びたくなったら呼んでね」
「うん」
気まずい空気から少し目を背けると時計は10時少し前を指していた。
「あ、そろそろ消灯時間だ。今日はおしまいでもいい?」
「そっか…また来てもいい?」
「もちろん!」
「やったぁ!じゃあまたね!」
「またね」
彼女の部屋を出て家に帰る。彼女との会話は心地が良かった。あるか分からない心がポカポカとするような暖かな気持ちになった。
帰りたくない。
そう思った。