三つの国家からなる世界樹が青々しく輝くアースガルズ大陸。
その中央に位置するユグドラシル共和国。世界樹を中心に七つの区画がありその中でも一番街は巨大な学園都市を持っている、政府が乱立する公立・私立高校を食い止めるために全区画の高校を統合するマニフェストを掲げ、莫大な税金と大規模な区画整備を行った結果ユグドラシル学園が生まれ、今では学生専用の鉄道が敷かれ、バスも一番街に住む生徒向け等様々なものがある。
学生寮もあり学校から少し離れているが徒歩ですぐに教室棟に直行出来てしまう、自転車や魔女のみであるが箒で移動する生徒も居る、そのせいで遅刻が多いとされているがこれは学園の設計上一棟に一階十クラスの一年生で編成されており学年が上がると二階三階へと上がっていく、そうなると階段を嫌う生徒がエレベーター待ちで遅れると言うこともよくある。
移動教室もあるため余計に遅れることも多く遅刻をカウント外にする方向で教育委員会が公使までの決議をしている、生徒のみならず教師が遅れれば授業も押すとなるため不平等だと保護者からも言われている問題である。
あまりにも大きすぎる学園、教室棟二階の2-5クラスは二学期の始業式兼安否確認を行った後、自由時間かつ帰宅してもよいということで賑わっている。
窓際に座る男子生徒、名前はブレン・エンフィールド、茶髪で背が高く細身だが毎日の筋トレで引き締まった腕が半袖シャツから伸びている、ユグドラシル陸軍士官学校生が穿くオリーブドラブに黄色のパイピングがされたズボン、ただの高校ではあるが公立・私立を纏めたことであれがいいこれがいいと制服を巡る争いが起こったことから「私服ではない限り制服は自由」となっている。
シャツも肩章を付けるループが付いている、ただ肩章を付けてしまうと士官学校候補生の教師に勘違いされる恐れがあることから自室に保管してある。
あの夏休みの出来事で陸海空軍からオファーが来ているがまだ二年生で進路も明確ではないことやブレン自身平和であれば良いという考えもあって断っている。ブレンの父親が陸軍司令官とあり離れた州の駐屯地に駐留していることもあって父親から「アホどもが看板にする気満々だったから片っ端からシバいておいた、ブレンはブレンで自由に進路を決めろ」とメッセージが来たほど、もし司令官でなかったらここまでしてくれなかっただろうと。
帰宅出来るったら出来る、だけど気になって仕方ない女子が居る。
後ろ側のほぼ中央に位置するところに座る女子生徒、名前はリリーア・オルヴィローラ、サラサラのセミロングヘアの白髪、背はブレンと並ぶと少し低いがそれでも女子生徒の平均身長より若干高い方、前からだと分かりにくいが丁度横方向になる位置に居るため胸の大きさがはっきりと分かる、巨乳に入るサイズで女子からも羨ましく思われている。
ユグドラシル学園の女子指定制服であるセーラー服、上着の丈は本来はウエスト辺りで止まっているがリリーアのように胸が大きい生徒の場合、構造から胸が突き出ている分隙間が開いてしまいスカートベルトどころかへそが見えてしまうことから普通のブラウスのような丈の長さにして配慮がされている。
ブレンが帰れない理由は見て分かる、リリーアはホームルーム長で安否確認の書類を確認しているところだ、昇降口の学生証兼IDカードをスキャンしていれば自動的にリストに乗るが学生の中でも金持ちだと海外旅行から帰ってこないとか事故で怪我して来れないとか理由が合致するか判断している。
「おーわりっと」
小声でそう言って書類を纏めたリリーア、ブレンはやっとかとゆっくり側へと向かう。
「行方不明は居なかったか?」
「居なかったよ、ここのクラス皆真面目だからリスト通りだよ」
「そろそろ帰るか?」
「そだね、お昼は食堂で良い?」
「構わない、ヴィットーリアはどうするんだ?」
「もしかして待ってる?」
「居るぞ」
ブレンの指差す女子生徒、リリーアの幼馴染で親友のヴィットーリア・ブガッティ、綺麗な黄色の長い髪はツインテールで纏め上げて青い宝珠が付いたヘアゴムで飾っている、背丈はリリーアとほぼ一緒、学園指定制服でスカートが足首まであるロング丈が特徴的、廊下窓際の席からリリーアの仕事が終わるのを一緒に待っていた形だ。
「終わったの?」
「うん」
「じゃあ帰りましょ」
「あ、お昼は食堂で良い?」
「えぇ」
ブレンと同じことを言う、ヴィットーリアは家政学科の中にある調理学科のチーフで食堂に殴り込むくらいの実力者でもある、両親が世界的な有名料理家であるのも強い。
書類は明日に担任へと出すため引き出しにしまって忘れ物が無いか確認してブレンと一緒に食堂へと向かうことにした。
その中央に位置するユグドラシル共和国。世界樹を中心に七つの区画がありその中でも一番街は巨大な学園都市を持っている、政府が乱立する公立・私立高校を食い止めるために全区画の高校を統合するマニフェストを掲げ、莫大な税金と大規模な区画整備を行った結果ユグドラシル学園が生まれ、今では学生専用の鉄道が敷かれ、バスも一番街に住む生徒向け等様々なものがある。
学生寮もあり学校から少し離れているが徒歩ですぐに教室棟に直行出来てしまう、自転車や魔女のみであるが箒で移動する生徒も居る、そのせいで遅刻が多いとされているがこれは学園の設計上一棟に一階十クラスの一年生で編成されており学年が上がると二階三階へと上がっていく、そうなると階段を嫌う生徒がエレベーター待ちで遅れると言うこともよくある。
移動教室もあるため余計に遅れることも多く遅刻をカウント外にする方向で教育委員会が公使までの決議をしている、生徒のみならず教師が遅れれば授業も押すとなるため不平等だと保護者からも言われている問題である。
あまりにも大きすぎる学園、教室棟二階の2-5クラスは二学期の始業式兼安否確認を行った後、自由時間かつ帰宅してもよいということで賑わっている。
窓際に座る男子生徒、名前はブレン・エンフィールド、茶髪で背が高く細身だが毎日の筋トレで引き締まった腕が半袖シャツから伸びている、ユグドラシル陸軍士官学校生が穿くオリーブドラブに黄色のパイピングがされたズボン、ただの高校ではあるが公立・私立を纏めたことであれがいいこれがいいと制服を巡る争いが起こったことから「私服ではない限り制服は自由」となっている。
シャツも肩章を付けるループが付いている、ただ肩章を付けてしまうと士官学校候補生の教師に勘違いされる恐れがあることから自室に保管してある。
あの夏休みの出来事で陸海空軍からオファーが来ているがまだ二年生で進路も明確ではないことやブレン自身平和であれば良いという考えもあって断っている。ブレンの父親が陸軍司令官とあり離れた州の駐屯地に駐留していることもあって父親から「アホどもが看板にする気満々だったから片っ端からシバいておいた、ブレンはブレンで自由に進路を決めろ」とメッセージが来たほど、もし司令官でなかったらここまでしてくれなかっただろうと。
帰宅出来るったら出来る、だけど気になって仕方ない女子が居る。
後ろ側のほぼ中央に位置するところに座る女子生徒、名前はリリーア・オルヴィローラ、サラサラのセミロングヘアの白髪、背はブレンと並ぶと少し低いがそれでも女子生徒の平均身長より若干高い方、前からだと分かりにくいが丁度横方向になる位置に居るため胸の大きさがはっきりと分かる、巨乳に入るサイズで女子からも羨ましく思われている。
ユグドラシル学園の女子指定制服であるセーラー服、上着の丈は本来はウエスト辺りで止まっているがリリーアのように胸が大きい生徒の場合、構造から胸が突き出ている分隙間が開いてしまいスカートベルトどころかへそが見えてしまうことから普通のブラウスのような丈の長さにして配慮がされている。
ブレンが帰れない理由は見て分かる、リリーアはホームルーム長で安否確認の書類を確認しているところだ、昇降口の学生証兼IDカードをスキャンしていれば自動的にリストに乗るが学生の中でも金持ちだと海外旅行から帰ってこないとか事故で怪我して来れないとか理由が合致するか判断している。
「おーわりっと」
小声でそう言って書類を纏めたリリーア、ブレンはやっとかとゆっくり側へと向かう。
「行方不明は居なかったか?」
「居なかったよ、ここのクラス皆真面目だからリスト通りだよ」
「そろそろ帰るか?」
「そだね、お昼は食堂で良い?」
「構わない、ヴィットーリアはどうするんだ?」
「もしかして待ってる?」
「居るぞ」
ブレンの指差す女子生徒、リリーアの幼馴染で親友のヴィットーリア・ブガッティ、綺麗な黄色の長い髪はツインテールで纏め上げて青い宝珠が付いたヘアゴムで飾っている、背丈はリリーアとほぼ一緒、学園指定制服でスカートが足首まであるロング丈が特徴的、廊下窓際の席からリリーアの仕事が終わるのを一緒に待っていた形だ。
「終わったの?」
「うん」
「じゃあ帰りましょ」
「あ、お昼は食堂で良い?」
「えぇ」
ブレンと同じことを言う、ヴィットーリアは家政学科の中にある調理学科のチーフで食堂に殴り込むくらいの実力者でもある、両親が世界的な有名料理家であるのも強い。
書類は明日に担任へと出すため引き出しにしまって忘れ物が無いか確認してブレンと一緒に食堂へと向かうことにした。