でも、問題はどうやって2人を会わせるか、だ。


柚燈も椛も絶対自分から連絡はしないだろう。

連絡するのを待っていたから、気が変わって柚燈がいなくなってしまうかもしれない。



「んー、まぁ光杞と合わせるか。」

『話あるから起きてて。そのうち帰る。』

俺は光杞にLINEを送った。


「機会は作ってやるからあとは自分たちでなんとかしろよ。」

俺はニヤリと何かを企むような笑いが浮かぶの自覚しながら電車を降りた。