あの歌を聴くとどうしても
あなたを思い出してしまう
大好きだったけど もう
大好きだったから おしまい

真っ暗な部屋にいるから
月明りですら眩しい
泣いているんじゃない たぶん
ひとりが淋しいだけ

話したいことがまだ
たくさんあったんだよって
次の季節を迎えられるかも
神様しか知らないはずなのに
何を期待してたんだろ
うぬぼれていただけ
はじめから何もなかった部屋
妄想がそこにあっただけ

落ち葉が色づいて
ため息は透明から白くなる
いつだってそんなふうに
繰り返してきたはずなのに

お気に入りの服についた染み
引き出しに眠る諦めたはずの夢
好きだけどもう見たくない
好きだから今は見たくないよ

あの歌を聴くとどうしても
あなたを思い出してしまうから
大好きだったのに なんで
嫌いになってしまいそうな
そんな夜