他の人にひねくれているとか性格が悪いとか色々言われても、双葉だけがそばにいてくれればそれでいい。
「助けてもらったんだからお礼くらいはちゃんと言いなよ?どうせ杏奈のことだから、まーた素直じゃないこと言って逃げたんでしょ?」
「うっ」
まだ最後まで話し終わっていないというのに、どうやら双葉には私の行動なんてお見通しのようだ。
「どんなに杏奈が素直になるのが苦手だからって、お礼も言えないような最悪な人間になっちゃダメだよ」
「…わかってるよ」
「それならいいんだけどさ」
にっと笑った双葉が残り少ないシェイクを一気に飲み干した。
*
「おー京平おはよー。なんか今日遅くね?」
「あー昨日夜更かししちゃってさ」
「助けてもらったんだからお礼くらいはちゃんと言いなよ?どうせ杏奈のことだから、まーた素直じゃないこと言って逃げたんでしょ?」
「うっ」
まだ最後まで話し終わっていないというのに、どうやら双葉には私の行動なんてお見通しのようだ。
「どんなに杏奈が素直になるのが苦手だからって、お礼も言えないような最悪な人間になっちゃダメだよ」
「…わかってるよ」
「それならいいんだけどさ」
にっと笑った双葉が残り少ないシェイクを一気に飲み干した。
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「おー京平おはよー。なんか今日遅くね?」
「あー昨日夜更かししちゃってさ」