長かった夏休みが終わり、九月、新学期がやってきた。
京平と別れた次の日、私は熱を出して三日ほど休み久しぶりに登校すると、京平も同じ日からずっと休んでいると麻由から聞かされた。
結局京平は一度も学校に来ないまま夏休みに入り、今日二ヶ月ぶりに顔を合わせることになる。
京平と別れてから何もやる気が起きなくて、双葉にもお母さんにもたくさん心配をかけた。
麻由達三人にも軽く説明だけをして、たくさん励ましてもらったし遊んでくれた。
だけどどんなに前を向こうと頑張っても、心に空いた大きな穴が埋まることなんてなかった。
「ほら、チャイム鳴ったぞ、さっさと座れー」
チャイムが鳴り担任が入ってきても、まだ京平の姿だけがなかった。
「出席を取る前に、みんなに話さないといけないことがある。…実は桐谷が学校を辞めることになった。理由は詳しく言えないけどそういうことだからあまり詮索はしないように。じゃあ出席を取るぞー」
担任の言葉でクラスメイトがざわつき始めた。
麻由達三人が私を心配そうに見てきた視線に気づいたけど、動けなかった。何も考えられなかった。
京平と別れた次の日、私は熱を出して三日ほど休み久しぶりに登校すると、京平も同じ日からずっと休んでいると麻由から聞かされた。
結局京平は一度も学校に来ないまま夏休みに入り、今日二ヶ月ぶりに顔を合わせることになる。
京平と別れてから何もやる気が起きなくて、双葉にもお母さんにもたくさん心配をかけた。
麻由達三人にも軽く説明だけをして、たくさん励ましてもらったし遊んでくれた。
だけどどんなに前を向こうと頑張っても、心に空いた大きな穴が埋まることなんてなかった。
「ほら、チャイム鳴ったぞ、さっさと座れー」
チャイムが鳴り担任が入ってきても、まだ京平の姿だけがなかった。
「出席を取る前に、みんなに話さないといけないことがある。…実は桐谷が学校を辞めることになった。理由は詳しく言えないけどそういうことだからあまり詮索はしないように。じゃあ出席を取るぞー」
担任の言葉でクラスメイトがざわつき始めた。
麻由達三人が私を心配そうに見てきた視線に気づいたけど、動けなかった。何も考えられなかった。