尋常じゃないくらいの赤さに、思わず大丈夫か聞いてしまった。
「あ、ごめん、俺赤面症で…。中学男子校だったから女子慣れしてなくて、すぐ赤くなっちゃうんだ…。バレるの恥ずかしくて女子となるべく関わらないようにしてたんだけど…やっちゃった」
まるで茹でだこのように真っ赤な顔をしてあたふたしている天野くんに、思わずふっと笑ってしまう。
「別に誰にも言わないから、安心して」
「え、あ…う、うん、ありがとう…」
なぜか天野くんが慌てたようにぱっと視線を逸らした。
「…雪平さんって、全然思ってたイメージと違うね」
「え?」
「あ、悪い意味とかじゃなくて…えっと、結構色々言われたりしてるから、もっと怖い人かと思ってたんだけど全然普通の女の子なんだなって思って」
きっと前までの私だったらこんな風に言われることはなかっただろう。
…桐谷と関わり始めてから、少しずつ何かが変わってきている気がした。
「あ、ごめん、俺赤面症で…。中学男子校だったから女子慣れしてなくて、すぐ赤くなっちゃうんだ…。バレるの恥ずかしくて女子となるべく関わらないようにしてたんだけど…やっちゃった」
まるで茹でだこのように真っ赤な顔をしてあたふたしている天野くんに、思わずふっと笑ってしまう。
「別に誰にも言わないから、安心して」
「え、あ…う、うん、ありがとう…」
なぜか天野くんが慌てたようにぱっと視線を逸らした。
「…雪平さんって、全然思ってたイメージと違うね」
「え?」
「あ、悪い意味とかじゃなくて…えっと、結構色々言われたりしてるから、もっと怖い人かと思ってたんだけど全然普通の女の子なんだなって思って」
きっと前までの私だったらこんな風に言われることはなかっただろう。
…桐谷と関わり始めてから、少しずつ何かが変わってきている気がした。