「なんだこの門。妙に仰々しいな。隣にまだ通り道があるけどちょっと気になるな...もしかしたらさっきみたいにミミックとかいるかもしれないな。行ってみるか

!」



意気揚々と仰々しい門を開けると、そこは広い密室空間だった。その真ん中に立っているのが普通より3倍くらい大きいゴブリンのようだ。



「あいつはなんだ?【簡易鑑定】」



              ~鑑定結果~

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種族名 魔物・エリアボス

区別名 ゴブリンジェネラル

レベル:10

筋力:80

スピード:30

魔力:0

防御力:20

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「なるほど、異様にデカいのはボスだったからなのか。あいつを倒せば宝箱とかもらえるってことか?それなら倒すしかないな。あいつは筋力が強い代わりにスピードは遅い!」



俺はゴブリンジェネラルの背中に向かって【ファイヤーボール】を放った。しかし当たる直前で気づかれてしまい持っているメイスで防がれてしまった。



「さすがはボスといったところか、でもこれは防ぎようがないだろう!【フリーズ】」



俺はゴブリンジェネラルの足元をフリーズで凍らせた。しかし、ゴブリンジェネラルは俺をあざ笑うようなにやけ顔をしながらメイスを凍っているところに打ち付け、氷を砕き割った。



「く...今の俺には早かったのか?しょうがない、一回出直すか」



俺はさっき通った扉の所に急いで戻って門の手をかけた。しかしその門を引っ張っても押してもびくともしない。



「もしかして...入ったらあいつ倒すまで出られないってこと!?」



しかし驚いてる暇はない。ホブゴブリンがすぐそばまで迫っていた。



「っち。何か打開できるようなスキルはないか?【ステータス】」



             ~ステータス~

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名前:鈴木優斗                  

レベル:7

筋力:60

スピード:120

魔力:15/70

防御力:45

スキル:封 やり直し…すべての時間を巻き戻す。対象者以外の記憶は消える。

    巻き戻し…やり直しの派生スキル。時間を少し巻き戻す

     簡易鑑定Lv2…簡易的にいろんなものを鑑定することができる 

     洗浄Lv1…いろんなものをきれいに洗浄することができる

     初級魔法Lv2…初歩的な魔法を使うことができる

    アイテムボックスLv2…ものを収納できる。中に入ってるものは時間経過をしない

     剣術Lv1…剣や刀の扱いを補正する。レベルは熟練度と比例する

称号:人類初のダンジョン入場者。レベルが上がりやすくなる

持ち物

ダンジョン入場パス(赤)

魔石(I)×2

呪 ??の刀(?)

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「魔力があと15しかないじゃないか!これはまずい。あと15の魔力であいつを倒すにはどうしたら...」

「ぎゃっぎゃ!」



しまった!ステータスに気を取られていて、ゴブリンジェネラルの接近に気づけていなかった。



「うわぁああ!」



ゴブリンジェネラルがメイスを俺の顔めがけて叩きつけようとする。俺はそのメイスが当たるまでのわずかな時間の中で一つ、この危機から抜け出せれる方法を思いついた。魔力が15しかない今、これを発動できるかはわからないがこれにかけるしかない!



「スキル!【巻き戻し】」