YESを押すと意識が消え、また意識が戻ると昨日と同じ場所にいた。



「よかった、ちゃんと着けたみたいだな。それじゃあ魔法を試してみるか。」



今は魔法を一回使うだけで魔力を20も使っちゃうんだよね。だからもうちょっと

イメージを練り直してみよう。魔物の急所を的確を狙うように魔法を小さく、そして強くするイメージ。



「お!あそこに単体のゴブリンがいるじゃないか。ちょっと試してみるか。」



昨日ゴブリンを倒してからもう雑魚みたいに扱ってるけど油断してると殺されるから一応遠距離で倒すか。魔物の頭を的確を狙うように魔法を小さく、そして強くするイメージで手を銃の形にして、よく狙って~。



「バン!」



そういうと俺の指先から銃弾のような火の玉が勢いよく飛んでいき、ゴブリンの急所に当たりそのまま黒い靄になって謎の石を落とし消えていった。



「よっしゃ。討伐完了だ!この技は『ファイヤーボール』って名づけよう!ってまたこの石か。あ、そういえば初回報酬の簡易鑑定ってスキルで鑑定できるかな?『簡易鑑定』」



              ~鑑定結果~



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名前 ゴブリンの魔石

区別名 魔石

品質 Iランク



魔石を砕くと砕いた者のレベルを向上させる。使いすぎには注意。

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「なるほど。この石は魔石っていうんだな。これを砕いたらレベル上がるかな?」



俺は試しにひとつ砕こうと思ったが、あいにく魔石を砕ける道具を持ち合わせていない。



「なんだよ。せっかく期待していたのに。」



俺は苛ついて地面に置かれた魔石を殴りつけた。すると魔石はバキバキと音を立てて粉々に割れてしまった。



「えぇ!?自分の手で砕いちゃった。まあでもこれでレベル上がってるのかな?」



              ~ステータス~



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名前:鈴木優斗                       

レベル:4

筋力:50

スピード:100

魔力:45/50

防御力:20

スキル:封 やり直し…すべての時間を巻き戻す。対象者以外の記憶は消える。

    巻き戻し…やり直しの派生スキル。時間を少し巻き戻す

 NEW 簡易鑑定Lv1…簡易的にいろんなものを鑑定することができる

 NEW 洗浄Lv1…いろんなものをきれいに洗浄することができる

 NEW 初級魔法Lv1…初歩的な魔法を使うことができる

 NWE アイテムボックスLv1…ものを収納できる。中に入ってるものは時間経過をしない

NEW 称号:人類初のダンジョン入場者。レベルが上がりやすくなる

持ち物

ダンジョン入場パス(赤)

魔石(I)

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「一レベル上がってる!そして魔力の最大値が50になっているね。さっきの魔法が魔力を5使うから満タンの時だったら10回打てるから魔物の群れにあっても倒せそうだな。まあそう簡単に遭遇するわけないよね。」



なんか向こうからゴブリンの「ぎゃっぎゃ」という声が複数聞こえてきたんだけど...



「フラグ回収しちゃったよぉぉぉ。」