雨が降り続ける梅雨のある日私、里歌は余命を告げられた。「あなたは、後2年しか、生きられません。」正直言って辛かった。今は、二十歳つまり二十二歳までしか生きられないのだ。志半ばで死ぬのだ。自分の子供も見れない。子供を生むのは、体に負担になるからダメだそうだ。そうなったら最後まで、幸せで皆に見守られる中死んでやる。そう心に誓ったのだ。