冬。ホスピスの中の動ける人と雪遊びをした。まだ生きていたいと思えた。そして、波多野さんに告白した。受け入れて貰えて、また生きる希望が出来た。

冬空の下。波多野さんに車椅子を押してもらい、庭を散歩していた。ただ、ただ幸せな空間だった。甘い甘いキスもした。ガサガサな唇で、恥ずかしかった。けど、全てを愛してくれる波多野さんを前に、恥ずかしさなど吹き飛んでしまった。