どんどん保健室での日常に慣れていく私がいる。朝起きて、荷造りするのは教室での授業とは関係ない、自習用の道具だ。
それについでに可憐ちゃんが好きそうな本を鞄に入れたりもする。
最初から、教室へ行く前提の準備はしない。
それでも、両親は責めることなく私を見送ってくれる。
保健室での話を聞き出そうともせず、学校での話題を振ることも無くなった。
それだけで、家での呼吸がだいぶしやすくなった。前の息苦しさが嘘のようだ。
朝起きるのも怖くないし、少しの遅刻ならスルーされるので、クラスメイトがいる道を登校する必要もない。
その学校側からの配慮(はいりょ)はすごく助かっている。
保健室へ行けば出席日数ももらえるし、たまに先生が勉強を教えにきてくれるのはすごく嬉しい。
「いい天気」
私は土曜日のお散歩中にぼんやり空を見上げる。
ふわふわの雲が、なんだか可愛い。
青空が眩しくなくなり、私はこの世界が終わればいいのにと言う現実逃避をしなくなった。
正直、教室へ行こうと思っていた頃は、私は突然明日が来ない世界になってほしいと願いもしたものだ。
今思えば、私はそれぐらい思い詰めていたのだろう。
心の余裕が出てくると、ずっと感じていた、周りの刺さるような視線も感じなくなってくる。
それについでに可憐ちゃんが好きそうな本を鞄に入れたりもする。
最初から、教室へ行く前提の準備はしない。
それでも、両親は責めることなく私を見送ってくれる。
保健室での話を聞き出そうともせず、学校での話題を振ることも無くなった。
それだけで、家での呼吸がだいぶしやすくなった。前の息苦しさが嘘のようだ。
朝起きるのも怖くないし、少しの遅刻ならスルーされるので、クラスメイトがいる道を登校する必要もない。
その学校側からの配慮(はいりょ)はすごく助かっている。
保健室へ行けば出席日数ももらえるし、たまに先生が勉強を教えにきてくれるのはすごく嬉しい。
「いい天気」
私は土曜日のお散歩中にぼんやり空を見上げる。
ふわふわの雲が、なんだか可愛い。
青空が眩しくなくなり、私はこの世界が終わればいいのにと言う現実逃避をしなくなった。
正直、教室へ行こうと思っていた頃は、私は突然明日が来ない世界になってほしいと願いもしたものだ。
今思えば、私はそれぐらい思い詰めていたのだろう。
心の余裕が出てくると、ずっと感じていた、周りの刺さるような視線も感じなくなってくる。