「そしてトドメは彼女が欲しかった超限定グッズが売り切れでさ。それをあたしが持っていたって馬鹿らしい理由でいじめられっ子に祭り上げ完了―」
「ひどくない? そんな理由で」
可憐ちゃんはひとつも悪くないじゃん。
相手の気持ち自体は、わからなくもないけれど。
「うん、最低だしひどいよ。だからあたしは逃げた。ここにね」
「可憐ちゃん……」
言葉にならない。不条理すぎる。
可憐ちゃんはまったく悪くないじゃないか。
カーストナンバーワンの子、自己中すぎるよ。それに従うみんなだってあんまりだ。ひどい。
「だけれど明日花ちゃん。あたしたちは充電が終わったら、また戦いに行かないといけないんだよ」
「充電」
そう。
保健室は「休む」場所。「永住する場所」なんかではない。私たちはいつかは卒業すべき場所なのだ。
「ひどくない? そんな理由で」
可憐ちゃんはひとつも悪くないじゃん。
相手の気持ち自体は、わからなくもないけれど。
「うん、最低だしひどいよ。だからあたしは逃げた。ここにね」
「可憐ちゃん……」
言葉にならない。不条理すぎる。
可憐ちゃんはまったく悪くないじゃないか。
カーストナンバーワンの子、自己中すぎるよ。それに従うみんなだってあんまりだ。ひどい。
「だけれど明日花ちゃん。あたしたちは充電が終わったら、また戦いに行かないといけないんだよ」
「充電」
そう。
保健室は「休む」場所。「永住する場所」なんかではない。私たちはいつかは卒業すべき場所なのだ。