「でもそのいちごのヘアピンはちょっと派手じゃない? 可憐ちゃん」
「どうせ保健室の中だけ付けてるんだからいいの、いいの。怒られない程度のおしゃれぐらい」
「かなり似合う。可憐ちゃんに似合わないものはないよね」
「でしょ? 可愛いよね、あたし」
「うん、絶対可愛い絶対勝利」
そして、可憐ちゃんはスルスルと誰の目も気にしないような様子で授業中の廊下を通ったり、教室にものを取りに行くこともある。
私から見ると、可憐ちゃんはすごくすごく、強い女の子だ。
自分を持って、魅力的で、可愛くて。なんでこんな子が、保健室登校なのかな。教室でうまくやれなかったとは聞いているけど。
みんな、きっとこの強さと可愛さに嫉妬したのだろうか。可憐ちゃんは、眩(まばゆ)い存在すぎるから。
それなら、私は気持ちだけならわかる。
だって、なれるもんなら可憐ちゃんみたいになりたいって、私だって思うし。
儚げに見える美少女っていいなって、やっぱ女の子だもん。思っちゃうよ。
よく芸能人レベルの美形は大変だって聞くけどさ。それでも、羨ましい。
無い物ねだりだって理解してはいるけども!
「どうせ保健室の中だけ付けてるんだからいいの、いいの。怒られない程度のおしゃれぐらい」
「かなり似合う。可憐ちゃんに似合わないものはないよね」
「でしょ? 可愛いよね、あたし」
「うん、絶対可愛い絶対勝利」
そして、可憐ちゃんはスルスルと誰の目も気にしないような様子で授業中の廊下を通ったり、教室にものを取りに行くこともある。
私から見ると、可憐ちゃんはすごくすごく、強い女の子だ。
自分を持って、魅力的で、可愛くて。なんでこんな子が、保健室登校なのかな。教室でうまくやれなかったとは聞いているけど。
みんな、きっとこの強さと可愛さに嫉妬したのだろうか。可憐ちゃんは、眩(まばゆ)い存在すぎるから。
それなら、私は気持ちだけならわかる。
だって、なれるもんなら可憐ちゃんみたいになりたいって、私だって思うし。
儚げに見える美少女っていいなって、やっぱ女の子だもん。思っちゃうよ。
よく芸能人レベルの美形は大変だって聞くけどさ。それでも、羨ましい。
無い物ねだりだって理解してはいるけども!