怖かった。ダメな自分でいるのは楽だから。
 変わろうとして失敗したり挑戦して失敗してしまうのが怖くて仕方がなかった。
 今では同じものを見ても違うものに感じる。意識ってそんなものだ。
 近くにいる友達も、遠くにいる友達も、自分自身も違う世界を見ている。

 それでも、どこかで同じものを見ている。違う世界を見ているからこそ,いじめや喧嘩が起きるんだろうけれど……。
 だとしても私は好きな子のことは理解して生きていたい。
 そして、わかって欲しい人には理解してもらいたいと思う。無茶かもしれない。けれどもう私は諦めない。
 中学校という狭くて大切な世界で、生きていく。

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