強くなれる薬があるならちょうだい。私に優しく飲ませてよ。
保健室の中で、私はひとりため息をつく。自分で淹れた紅茶は、ひどく美味しくない。いつもとまったく同じ茶葉なのに。
むしろ今日はなぜかしょっぱいよ。
「もう、やだ。どうして他の子にみたいになれないの? 私」
ボソリと呟いて机にうつ伏せる。
私は、その日から学校にも行かなくなった。
***
保健室の中で、私はひとりため息をつく。自分で淹れた紅茶は、ひどく美味しくない。いつもとまったく同じ茶葉なのに。
むしろ今日はなぜかしょっぱいよ。
「もう、やだ。どうして他の子にみたいになれないの? 私」
ボソリと呟いて机にうつ伏せる。
私は、その日から学校にも行かなくなった。
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