私とママは見つめ合う。私の胃の中がジリジリと焼けていく気がした。

 だけれど。そんな風な事を繰り返しているわけには、やっぱりいかなくて。
 時計を見れば、時間も迫ってきている。

「車で送ろうか? 明日花」

 少しイライラした様子でママは言う。私は慌てて立ち上がる。

「いい。私、自分で行く」

 そんな事をされてしまえば、絶対悪目立ちするに決まっている。私は重い腰を上げて、立ち上がる。
 味のわからない朝食を口に押し込んで、私は渋々学校へ向かった。
 今日の朝日は、いつもより(まぶ)しかった。

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