そこでどうして私たちは応援できないのだ。私たちの方が悪い。
そんなの三人とも自覚していると思う。
けれど。
やっぱり怖いし寂しいし、色んな感情が入り混じって「いってらっしゃい」なんて気軽に送り出せない。
無理。
この狭い保健室でずっと守られていることはできない。
わかっている。
でも。四人仲良くずっといられる方法があるならいいのにと強く願う。
いるべき場所は、とっくにみんな理解している。
でも、可憐ちゃんも稔もきっとそんな気持ちなのだろう。
すると、疾風がため息をついた。
「なんでみんな応援してくれないんだよ」
悲しそうな目で私たちを疾風は見る。そして。
「改めて言う。俺はこの保健室を出てく。そして教室へ行く」
そう言ってクルリとその場を出て行った。
***
そんなの三人とも自覚していると思う。
けれど。
やっぱり怖いし寂しいし、色んな感情が入り混じって「いってらっしゃい」なんて気軽に送り出せない。
無理。
この狭い保健室でずっと守られていることはできない。
わかっている。
でも。四人仲良くずっといられる方法があるならいいのにと強く願う。
いるべき場所は、とっくにみんな理解している。
でも、可憐ちゃんも稔もきっとそんな気持ちなのだろう。
すると、疾風がため息をついた。
「なんでみんな応援してくれないんだよ」
悲しそうな目で私たちを疾風は見る。そして。
「改めて言う。俺はこの保健室を出てく。そして教室へ行く」
そう言ってクルリとその場を出て行った。
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