「そんなのは気にしたことない。気の合う友達とつるめればカーストなんかどこでもいい。それよりも馴染めない子をいじめたりハブる子とだけはつるみたくないね。最低な性格だと思うし」
普段穏やかな疾風とは思えないぐらいの毒舌。
「いじめをいじめと自覚してないのも性格の悪さを表してると思うし、そういう子とは俺は付き合いたくないね。明日花や可憐の方がいいと思う。素直だし優しいし」
どさくさに私の名前を呼ぶ疾風にどきりとする。
火に油を注いでいるってば。
「それに確かに可憐ちゃんは美少女だけど、顔だけじゃないよ。自分の意思をしっかり持ってて、優しい子だよ。それを見逃して間違った評価をしてるあたり、真由ちゃんこそ見る目ないよ」
「広瀬先輩……」
「明日花に謝って。もちろん可憐にもね」
「え」
「え、じゃないよ。自分のやったことの重みがわかんない子は、俺嫌いだなぁ」
「ごめんなさい!」
疾風の言葉に即座に謝る真由。顔が真っ青だった。
そして盛大な拍手喝采。
めでたしめでたし。
普段穏やかな疾風とは思えないぐらいの毒舌。
「いじめをいじめと自覚してないのも性格の悪さを表してると思うし、そういう子とは俺は付き合いたくないね。明日花や可憐の方がいいと思う。素直だし優しいし」
どさくさに私の名前を呼ぶ疾風にどきりとする。
火に油を注いでいるってば。
「それに確かに可憐ちゃんは美少女だけど、顔だけじゃないよ。自分の意思をしっかり持ってて、優しい子だよ。それを見逃して間違った評価をしてるあたり、真由ちゃんこそ見る目ないよ」
「広瀬先輩……」
「明日花に謝って。もちろん可憐にもね」
「え」
「え、じゃないよ。自分のやったことの重みがわかんない子は、俺嫌いだなぁ」
「ごめんなさい!」
疾風の言葉に即座に謝る真由。顔が真っ青だった。
そして盛大な拍手喝采。
めでたしめでたし。