........................って、あれ?
十夜が最近、
口にしたご飯ってなんだっけ............?
背筋が凍るほど、ヒヤッとする事実に。
「ど、どうしよう!」
思わず声をあげると。
「おー、藍川。
仕事中に考えごとかー?」
鬼の形相でやってきた、
藤野部長がいた。
「......ぁ、いえ、なんでも、ありません.........、」
すごくこわ〜い、
藤野部長に声をかけられてしまったから。
私は一旦、十夜のことを、
考えないようにして仕事を再開した。
でも時々、
(十夜、待っててね!)なんて。
心の中で呟きながら、仕事をした。