「──────って、ことだったんだ、」



十夜が消えてしまってから、
しずくんは全部話してくれた。



今朝、しずくんのとこに十夜がやってきたこと。



幽霊だってことも、
今日、一緒に帰ってきて欲しいってことも。



先に十夜から聞いていたらしい...............っ。



「............ぅ、ごめんね、しずくん、」



知っていて、
一緒にいてくれたなんてなんだか申し訳なくて。



つい、しずくんに謝ると.....................



「いや、謝んなくていーよ。
ただ、これからは俺といて欲しい
.........っ、旅行も、俺と行って欲しい」



最初は普通に話してたのに、
いつの間にか、ほんのり頬を赤らめたしずくん。