「ねぇー!十夜!」



仕事から帰ってきて、
ご飯もお風呂も終わらせて。



これから寝ようと言うタイミング。



私、藍川志羽(あいかわしう)は、
同棲中の彼氏である........................



月詠十夜(つくよみとおや)の、
肩をゆすりながら、声をかけた。



理由は至って単純だから。



「................................、」



ほんの少し時間をくれたら済む話しなのに。



うん。



かんっぜんに〝無視〟されてるんですけど!!



こっ、こんなの..................っアリですか!?!?