歩きながら...........................



(誰か、助けてくれないかな............っ?)



なんて、最期の淡い期待を抱きながら。



次の1歩を踏み出したその瞬間。



「飛び降りでもする気?」



〝どこか〟から、
聞こえてくる誰かの声。



一応、軽く周りを見渡してみるも...............



「...............っ、いない?」



私の周りには現状、誰もいなくって。



〝もうすぐ死ぬ〟から、
幻聴でも聞いたんじゃないか?



そう思って、
次の1歩を踏み出した瞬間。



──────グイッ!と、引っ張られる腕。