湧き出る疑問があるのに、
何から聞けば良いか分からなくって。
「..................っ、」
結果、黙ってしまうと。
「スマホ増やして番号作って、
ボイスチェンジャーで女の子の声にして、
そこまでよく分からない嘘ついてでも、
田島こころちゃんのこと、1人にしたくなかったんだって」
藤夜さんはそう言って、
私の頭を軽くポンッと撫でた。
その、手のひらの温もりは、
あの日の、旭夜葉くんにそっくりで。
「...............っ、私、旭くんのこと、
知らなかったんです、.........ずっと、」
気づけば、
お姉さんに向かって、ゆっくりと。
────旭夜葉くんへの気持ちを紡ぎ始めた。



