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「ぅ、ぐすっ、」
「旭......くん、」
「早いよ、早すぎる、よっ、」
冬休みに入る少し前、
〝旭夜葉くん〟が亡くなった。
いつもより、気温が低い日の夜だったらしい。
〝夜〟に産まれて、〝夜〟に亡くなる。
産まれるときも、
亡くなるときも、ほとんど人に合わずに。
そういうのが、
〝旭夜葉〟という人物らしい。
私の近くで、
泣いているのは、小林さんたち。
泣いている小林さんたちの近くでは、
私はきっと、──────誰よりも驚いてる。
だって.................................
私に、
〝真夜中の相談室〟の紙を渡してきたのは。



