それも、そのハズだ。
私の方向音痴が災いしてか、
私がたどり着いたのは一般病棟とは離れた場所。
病院の奥にある、
特別室のところに、旭夜葉くんの名前がある。
(勝手に開けちゃいけない.........っ!)
そう思ったから、私は.....................
【特別室のところに、名前がありました、】
ほんの少し震える手で、
小林さんにメッセージを送ると。
近くにいたナースさんに、
迷ってしまったことを伝えて。
そのまま、
〝旭夜葉〟そう書かれた病室から離れた。
私が、〝旭夜葉くん〟に、
会わなかったことを後悔することになるのは。
──────知るよしもない。



