神様これはないですよね
ひどいです
草原に放り出すのは

「ここどこ?」
「ああ起きたか奏さん。ここはどこかわかりますか?」
ん。どこ?一面灰色の壁…知らない見たことない
「わからない」
「それはそうです。ここは死後の世界です。訳ありの場所ですけど。」
死んだ?…あそうだ桐斗に巻き込まれて死んだんだ
「私死んだの?」
そういったとき私の目から自然に涙がこぼれた。嬉しかったからだ
「そ奏さん?」
声の主が慌ててるなんで?
「なんで慌ててるんですか」
「君が、奏さんが泣き出したからです」
なんかごめんなさい。
ところでこの人だれ?
その心を読んだように青年は言った
「改めて自己紹介します僕は神様です」
予想はついてたけど本当に
「神様なんかが私に何のよう」
「言ったと思いますがここは訳ありの場所ですだからあなたは訳があってここによばれたんです」
訳ってなんだろう
「訳わね君奏さんは死ななくていい運命だったからです」
「死ななくてよかったの?」
私の思いとべつの言葉が出てた
私の本当の思いは…死ねてよかったな
なのに正反対の言葉がでた。なんでだろう?
「僕たちのせいですまない」
謝られても今更もう死んでるし
「奏さんソウさんは元の世界に帰れないだ」
「戻れないの?…家族に友達にもう会えないの?」
「そうだ死んでしまったことは変えられない。だから他の世界に行くことはできるただ…カードを選ぶんだけど…」
他の世界?…異世界?…いってみたい
「行く…カードを選ぶんだっけ?」
「それならカード引いて…」
「あーそうだっ異世界には桐斗くんといってもらう」
「桐斗と?なんで…まぁいいけど」
「ほら、決めたなら早く引いて引いて」
「わかった。決めた。」
「カードを見て。場所が書いてあるから。」
えっと…行く国?はブルースノー王国。落下地点?はぁ!…は草原…所持金は、0…えっと…これは?
「えっと…これはどういうこと?」
「それは…奏さんの運だ。でもブルースノー王国は珍しいな」
なんか声焦ってるんだけどおーい?神様?
お金はぁ…
「所持金…」
「お金は自分で稼いでくれ!魔物とか。ギルドとかで」
魔物?…
「そろそろいってもらうよ。むこうでも頑張れ」
神様がなんか幸多き人生をとか言ってたけど…
大丈夫なのか…そしてどんどん気が遠くなっていく…