きみはとてもタバコ臭いシャツで
ベッドに突っ伏して寝ている
きみは絶望の物語を
静かにここに書き記してる

きみが死にたいって言うけれど
死なない理由をぼくは知っている
何もかも終わりだなんて
そうじゃないことをどこか期待してる

この先の未来が見えたような
そんな気持ちになることが大人だって
むなしさをブルースに込めて
でもどうかあきらめないで

きみのうたがぼくを笑顔にした
ふきだして笑い転げそうになった
そんな才能をきみは持っているんだ
きみは誰かのヒーローなんだ

ぼくはそれを知っている
きみがそれを知らないだけ
ああだからぼくもそんなふうな
きみに憧れて今これを書いてる