浩斗が日傘をさして病院へ向かう。
1度倒れた時に行った病院の先生が念のため検査をした方がいいと病院を紹介してくれた。
病院の受け付けをし、検査を済ませるとなぜかすぐ別室に呼ばれた。
紹介してもらったからなのかな、なんて考えてみる。
「宮近さん、どうぞ」
「失礼します」
椅子に座ると先生がパソコン越しに座った。
先生は険しい顔をして私を見つめた。
先生の声は全く聞こえなかった。
「3ヶ月...?もって半年?」
嘘だ。きっと嘘だ。
笑いがこぼれる。でも、頬には涙の跡。
病院を出て家に向かって歩く。
浩斗からもらった日傘の中で私は1人静かに泣く。
ピコン
この通知音は浩斗だけのだ。
画面を見ると浩斗からメールが来ていた。
『今日、話したいことがある』
そんな文と共に私がプレゼントした笑っているパンダのスタンプが送られてくる。
『私も伝えたいこと、ある』
すぐ既読がつき返信が来る。
『了解!』
スマホをポケットにしまい、歩き出す。
私たちの家に向かって。
1度倒れた時に行った病院の先生が念のため検査をした方がいいと病院を紹介してくれた。
病院の受け付けをし、検査を済ませるとなぜかすぐ別室に呼ばれた。
紹介してもらったからなのかな、なんて考えてみる。
「宮近さん、どうぞ」
「失礼します」
椅子に座ると先生がパソコン越しに座った。
先生は険しい顔をして私を見つめた。
先生の声は全く聞こえなかった。
「3ヶ月...?もって半年?」
嘘だ。きっと嘘だ。
笑いがこぼれる。でも、頬には涙の跡。
病院を出て家に向かって歩く。
浩斗からもらった日傘の中で私は1人静かに泣く。
ピコン
この通知音は浩斗だけのだ。
画面を見ると浩斗からメールが来ていた。
『今日、話したいことがある』
そんな文と共に私がプレゼントした笑っているパンダのスタンプが送られてくる。
『私も伝えたいこと、ある』
すぐ既読がつき返信が来る。
『了解!』
スマホをポケットにしまい、歩き出す。
私たちの家に向かって。