4話


・3話の続きから

上空から降りてきたのは一体の魔族
曰く、一番厄介と目している竜騎士を討ちに来たとのこと
魔族「何より、お前の魂はこれまで出会った人間の中で、一番美味そうだと思っていた。現に今も香ってくる……」
と言ったものの、魔族の視線は熊鍋へ移る
アレン「……食うか?」
アレンの提案に、エルシアンもチェルシーも止めようとするが、魔族は頷き、近くにやってきて座り込んだ
アレンが鍋をお椀によそって、魔族へ渡す
あまりの美味さに感激する魔族
魔族は魂が見えるので、神によりセカンドジョブを授かったのかと看破する
アレンが「あのパーティーにスカウトされて、人の世のためなんてお題目のために戦ったけど。色々懲りたしこれ以上魔族と戦う気はない」と伝えれば、魔族も「ならこちらも交戦の意思はない」と言う
アレン「敵討ちは?」
魔族「……? 奴は望んでお前と戦った。その末に戦士として敗れたなら、魔族として本望だろう」
エルシアン「魔族って敵討ちって概念がないのかな。単にアレンを危険視してきただけっぽいし」
魔族は「元々、美味い人間の魂を食らうため人間を襲っていたが、お前が食事を提供するなら人間と停戦してもよい」と提案
アレンはそれを受け、その魔族と停戦の契約を行った
さらに魔族は旅についてくることに