3話

・ジェラルドたち一行がダンジョンに潜っているところ。アレンと別れて一、二週間ほど

ジェラルド「くそっ。最近何もかも上手くいかねぇ……!」
アレンがいなくなり索敵や交渉などの雑務をこなすものがいなくなったからだ
魔物には不意打ちされ、ダンジョンの罠にはかかり、宿屋はぼったくられる始末
移動で竜の翼を借りられないのも痛かった
魔物に追い回されるジェラルド
ビリー「おい、ジェラルド! このままじゃ!」
ジェラルド「分かっている! くそ……また撤退だ!」
連続三回目の撤退に、ジェラルドはプライドが傷付く気分だった

・その頃、アレンは

一方のアレン、さらに魔物を狩っていた
相手はビッグベアー、小さな村一つなら簡単に壊滅させられるほどの魔物
しかしアレンは剣で簡単にビッグベアーを倒す
チェルシー「竜騎士のジョブって筋力も上がるんですか?」
アレン「筋力はもちろん、武技って形で竜に乗りながら放てる技も使える。ジョブの拡張性が高いんだよ。さて……」
アレンは川で血抜きを済ませ、ビッグベアーの肉で鍋物を作る
薪はエルシアンが取ってきた
食べてみると、チェルシーは目を丸くした
チェルシー「意外と臭くない……?」
アレン「美食家ジョブのお陰だな。何をすれば一番美味しく食べられるか分かる」
エルシアン「ちょっと硬い部分はボク好み~!」
さらに香辛料で味変もすると、チェルシーはご満悦
そんなアレンたちに対し、上空から見下ろす者がいて、アレンが気付いてヒキ