「明日も依頼に行くか?」
あれからラルフと二日続けて上手く依頼を達成している。達成してるのもプラナスが選んで調整しているのもあった。
「明日はちょっとやることがあるから一人でも大丈夫?」
「オラもケントに頼らずどこまでやれるか確かめてくるよ」
二日目も違う商店だったためラルフは帰されそうになっていた。
それでも必死に頭を下げどうにか依頼を受けることができた。現実を見るためにもプラナスからは一人で行かせるようにとコソッと言われたのだ。
俺自身も本当にやりたいことがあるから仕方ない。毎日マルクス相手にスキルを発動させていたため、いつのまにか医療ポイントが貯まっていた。
これでやっとスキルツリーが解放されるのだ。
すぐに確かめたいという理由もあり、依頼は採取に決め、森へ行こうと思っている。異次元医療鞄のような変な能力であれば人に見られる可能性があるからだ。
次の日、朝一に冒険者ギルドでリーフ草とマナ草の採取の依頼を受けた。
マルクスに確認するとエッセン町から森を行く距離とそこまで変わりはないため、いつも通りにボスとコロポをお供に連れて森へ向かった。
森に着くと広めに休憩できる場所でステータスボードを開いた。
――――――――――――――――――――
スキルツリー『Lv.3 ????』
[ポイント消費]
※医療ポイント100消費でスキル解放可能。
――――――――――――――――――――
俺はポイント消費に手を伸ばし、医療ポイント100を使用した。するとすぐにスキルツリーは解放された。
――――――――――――――――――――
スキルツリー『Lv.3 水治療法』
水を使って、理学療法を行う。魔力の量によって水の量や温度は変更ができる。
[ポイント消費]
※医療ポイント300で能力解放あり。
水治療法→?
――――――――――――――――――――
スキルツリーの能力を解放すると『Lv.3 水治療法』が出現した。さらに医療ポイント300で追加の能力解放もあった。
「水治療法ってあまりやったことないけどや……」
水治療法とは水を使って温熱効果を高めたり、浮力や水の抵抗を利用した水中歩行での筋力訓練などに使われる。
前世では、一般的に温泉施設やプールがある施設で行われることが多くみられ、クリニックとかにも小さい機械が置いてあったりする。
俺が働いていた急性期の病院にはなかったため、水治療法自体の経験はない。
「とりあえず使ってみるか」
手をかざし子供用のビニールプールをイメージした。すると手から想像した同量の水の塊が空中に浮かんでいた。
胸ポケットに隠れていたコロポが飛び出すと水の塊を突いた。
「おー、ついに水属性魔法を覚えたのじゃな?」
「水属性魔法?」
「ああ、わしらコロポックル達も得意分野なのじゃ!」
コロポは手を前に突き出し、少し呪文を唱えると俺よりも小さい水の塊が浮いている。
「わしらはこの水属性魔法で視覚遮断をして姿を隠しているのじゃ」
コロポ達は水蒸気を利用して光の屈折角度を変え、自身達の存在が視覚に捕らえられないようにしていた。
「でもこれ水属性魔法じゃなくて水治療法だよ?」
俺は不思議に思っていた。基本は魔法を使うときには呪文を唱える必要性がある。
しかし、俺の水治療法は水の量と温度のみをイメージするだけで発動できた。
ひょっとしたら水属性魔法よりも使い勝手がいいスキルなのかもしれない。
俺は再度ステータスボードを開きスキルツリーを確認した。
――――――――――――――――――――
《スキル》
固有スキル【理学療法】
医療ポイント:1
Lv.1 慈愛の心
Lv.2 異次元医療鞄
Lv.3 水治療法
Lv.4 ????
Lv.5 ????
――――――――――――――――――――
「医療ポイントが1増えてる」
水治療法を解放するのに医療ポイント300を消費している。通常であればポイントは0になっていた。
スキルツリー解放からやったことといえば、水治療法を使ったことだ。
結果、現段階での医療ポイントを稼ぐ手段として水治療法も加えられた。
1.慈愛の心:3ポイント
2.医療器具使用:1ポイント
3.水治療法使用:1ポイント
スキル解放を終えリーフ草とマナ草を採取し自宅に戻ることにした。
あれからラルフと二日続けて上手く依頼を達成している。達成してるのもプラナスが選んで調整しているのもあった。
「明日はちょっとやることがあるから一人でも大丈夫?」
「オラもケントに頼らずどこまでやれるか確かめてくるよ」
二日目も違う商店だったためラルフは帰されそうになっていた。
それでも必死に頭を下げどうにか依頼を受けることができた。現実を見るためにもプラナスからは一人で行かせるようにとコソッと言われたのだ。
俺自身も本当にやりたいことがあるから仕方ない。毎日マルクス相手にスキルを発動させていたため、いつのまにか医療ポイントが貯まっていた。
これでやっとスキルツリーが解放されるのだ。
すぐに確かめたいという理由もあり、依頼は採取に決め、森へ行こうと思っている。異次元医療鞄のような変な能力であれば人に見られる可能性があるからだ。
次の日、朝一に冒険者ギルドでリーフ草とマナ草の採取の依頼を受けた。
マルクスに確認するとエッセン町から森を行く距離とそこまで変わりはないため、いつも通りにボスとコロポをお供に連れて森へ向かった。
森に着くと広めに休憩できる場所でステータスボードを開いた。
――――――――――――――――――――
スキルツリー『Lv.3 ????』
[ポイント消費]
※医療ポイント100消費でスキル解放可能。
――――――――――――――――――――
俺はポイント消費に手を伸ばし、医療ポイント100を使用した。するとすぐにスキルツリーは解放された。
――――――――――――――――――――
スキルツリー『Lv.3 水治療法』
水を使って、理学療法を行う。魔力の量によって水の量や温度は変更ができる。
[ポイント消費]
※医療ポイント300で能力解放あり。
水治療法→?
――――――――――――――――――――
スキルツリーの能力を解放すると『Lv.3 水治療法』が出現した。さらに医療ポイント300で追加の能力解放もあった。
「水治療法ってあまりやったことないけどや……」
水治療法とは水を使って温熱効果を高めたり、浮力や水の抵抗を利用した水中歩行での筋力訓練などに使われる。
前世では、一般的に温泉施設やプールがある施設で行われることが多くみられ、クリニックとかにも小さい機械が置いてあったりする。
俺が働いていた急性期の病院にはなかったため、水治療法自体の経験はない。
「とりあえず使ってみるか」
手をかざし子供用のビニールプールをイメージした。すると手から想像した同量の水の塊が空中に浮かんでいた。
胸ポケットに隠れていたコロポが飛び出すと水の塊を突いた。
「おー、ついに水属性魔法を覚えたのじゃな?」
「水属性魔法?」
「ああ、わしらコロポックル達も得意分野なのじゃ!」
コロポは手を前に突き出し、少し呪文を唱えると俺よりも小さい水の塊が浮いている。
「わしらはこの水属性魔法で視覚遮断をして姿を隠しているのじゃ」
コロポ達は水蒸気を利用して光の屈折角度を変え、自身達の存在が視覚に捕らえられないようにしていた。
「でもこれ水属性魔法じゃなくて水治療法だよ?」
俺は不思議に思っていた。基本は魔法を使うときには呪文を唱える必要性がある。
しかし、俺の水治療法は水の量と温度のみをイメージするだけで発動できた。
ひょっとしたら水属性魔法よりも使い勝手がいいスキルなのかもしれない。
俺は再度ステータスボードを開きスキルツリーを確認した。
――――――――――――――――――――
《スキル》
固有スキル【理学療法】
医療ポイント:1
Lv.1 慈愛の心
Lv.2 異次元医療鞄
Lv.3 水治療法
Lv.4 ????
Lv.5 ????
――――――――――――――――――――
「医療ポイントが1増えてる」
水治療法を解放するのに医療ポイント300を消費している。通常であればポイントは0になっていた。
スキルツリー解放からやったことといえば、水治療法を使ったことだ。
結果、現段階での医療ポイントを稼ぐ手段として水治療法も加えられた。
1.慈愛の心:3ポイント
2.医療器具使用:1ポイント
3.水治療法使用:1ポイント
スキル解放を終えリーフ草とマナ草を採取し自宅に戻ることにした。